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更新日誌

2015年12月18日(金)もうすぐクリスマス
 

  
 また熱を出したり、我が家の浴室の大改装工事をしたり、その後ほこりを被った各部屋の掃除、そしてどうせならと、年末の大掃除もしているうちに、クリスマスまであと1週間を残すところとなってしまいました。皆さまはどんな暮れをお過ごしですか? 

2015年11月12日(木)母のお見舞い
 

  
 皆さま、すっかり御無沙汰してしまってごめんなさい。

    実は、父が亡くなって1年経った今年の初夏、母がかなり重い糖尿病だと
言うことが分かりました。そこで検査入院したら、さらに大腸癌まで発見されてしまい、すぐ手術を、ということで、7月初めに手術を受けました。父の死からまだ立ち直ってもいないうちに、糖尿病と癌という宣告を受けて大ショックの母を励まそうと、一時帰国を決心、9月下旬から10月末まで母を訪ねて来ました。

   何とも運のよかったことには、5cmもあった癌を取り除いた後、リンパ腺には、たった1個の癌細胞も入っていないことが判明、おかげで化学療法も放射線療法も何も受けないで済むことになりました。

   母は家で普通に起きて生活しており、同居している妹の世話を受けて、
手術後の服薬と糖尿病の食事療法およびインスリン注射をしながら、暮らしています。予後はよく、思ったよりずっとずっと元気で、本当に嬉しく、ホッとしました。これからもこの分でもっともっと元気になっていって欲しいと願っています。

これから数年、ヨーロッパは難民問題で大嵐になりそうです。こちらもどうなるかわからず不安です。

2015年9月14日(月)難民政策にまたまた大きな転換
 

  
 今日また、日本大使館から緊急ニュースが送られて来ました。 欧州への難民流入に関連し、14日(月)、オーストリア政府はオーストリアに入国する者に対して国境検査を実施する旨を発表、また、ドイツ政府も、13日(日)、オーストリアからドイツに入国する者に対して国境検査を実施しています。 

   また、オーストリア・ハンガリー間では鉄道運行が10日(水)から停止しており、オーストリア・ドイツ間でも13日(日)から14日(月)にかけて鉄道の運行が一時停止する等、難民の移動経路にあたる国際列車を中心に鉄道運行が流動的になっているそうです。
 
   鉄道運行の一時停止・遅延等に伴い、ウィーン西駅や中央駅をはじめ、グラーツ、リンツ、ザルツブルク等の主要駅において難民が駅構内等に滞留しています。日本大使館からの緊急情報は以上ですが、セルビアからハンガリーを通り、ドイツ・北欧などに到達しようとする難民たちが毎日何千人と通過していますが、セルビアはハンガリーとの国境をさらに厳重に閉鎖、またハンガリーも今までは難民は受け入れないまでも、鉄道線路を歩いてオーストリア国境へ向かおうとする人たちを見逃して来ましたが、明日からは新しい難民法が施行され、正式の入り口で難民申請をする以外の方法でハンガリーに入った難民は、3年以下の懲役を課せられることになりました。

 この動きに対応して、オランダ、フランス等のヨーロッパ各国でも国境での検査を実施する措置をとりました。これは国境検査なしでEU各国間を移動する自由を保障したシェンゲン協定に反することになりますが、EUとしては、これは現状に対する一時的な対策である、としています。

2015年9月12日(土)オーストリア、ヨーロッパカップ参加権獲得!
 

  
難民問題については日本の新聞でも大分報道されるようになったので、今日はひとつ嬉しいニュースを。9月8日、ストックホルムで開かれていたサッカー・ヨーロッパカップ出場国を決める試合で、オーストリアはスェーデンに4:1という素晴らしい成績で勝ち、グループGでは、勝ち続けて、最高位で、初めてフランスで開催されるヨーロッパカップへの参加を勝ち取りました。

 オーストリアはサッカーでは目立たない存在で、かなり昔に、2度ワールドカップに参加したことがありますが、その後は2回とも参加権を勝ち取れず、無名に留まっていました。ところが今回のコラー監督率いるナショナルチームは、突然 すばらしいチームワークで、この歴史的偉業をなしとげたのです。

 いつかまたオーストリアがワールドカップに参加し、日本のテレビでお目にかかれる日が来ますように! オーストリア、頑張れ!

2015年9月7日(月)ウィーン・ブダペスト間国際直行列車運行再開
 

  
日本大使館からの緊急メールによると、ストリア国鉄は、7日から、ウィーン・ブダペスト間の国際直行列車の運行を再開しました。ただし、ウィーン駅は非常に混雑し、列車の遅れも出ているということです.

  夕方のテレビニュースによると、16,000人の難民がウィーンに到着、必要品などの供給を受け、オーストリア国鉄は、さらに彼らの希望の地、ドイツへ送るために25列車を調達し、難民はさらにドイツへ向かいました。     

 2015年9月5日(土)難民政策転換の日
 

  
昨日の晩、オーストリアとドイツが話し合い、緊急措置としての難民受け入れを決断しました。そこで昨日の夜、ハンガリーで留められていた難民はオーストリア、ドイツに行ってよいことになり、今日のお昼過ぎまでに、ハンガリーから列車で6,500人の難民がミュンヒェンに着きました。ドイツ側は、最終的に10,000人くらいになるだろうと予想しています。ウィーンへは、何十台ものバスが連なって1,400人の難民が着きました。また徒歩で、ブダペストからオーストリア国境に向かっている人たちもたくさんおり、様々な方法で、さらに2,000人ほどがやって来ると予想されています。

 話し合いの結果の受け入れであることから、難民たちは好意的に迎えられ、水、食べ物、毛布など必要品の配布、宿泊の手配などは、大人数であるにもかかわらず、かなりスムーズに行っているようです。

 受け入れを拒否し続けているハンガリーでは、「受け入れを拒否している政府の態度を申し訳なく思います」と書いた大きな紙を難民たちに掲げるハンガリー市民の姿も見られました。

 メルケル首相は、ヨーロッパの数カ国だけが全ての重荷を背負わなければならないのはおかしいし、できない。EUメンバーの国々は人権条約も受け入れて加盟したのだから、国力にふさわしい負担量を決めて、みんなで協力して難民問題に取り組むべきだ、とアピールしています。EU委員会で、加盟各国の受け入れ義務を来週初めまでに決定することになっていますが、東欧諸国は受け入れに消極的である国が多く、足並みは乱れています。

 何とかうまく協力体制ができますように!

2015年9月4日(金)ブダペスト-ウィーン間の国際列車運行停止
 

  
今日、日本大使館から在留邦人への緊急ニュースメールで、ブダペスト-ウィーン間の国際列車が運行停止になったことを知りました。またハンガリーにはできるだけ行かないように、という注意書きも添えられていました。

 ハンガリーは難民の受け入れを完全に拒否しており、国境に有刺鉄線の柵を張り巡らせて、密入国を防いでいますが、それでも密入国する人々は絶えません。彼らのほとんどはなぜかドイツに行きたいと思っています。ドイツに行けば、よい生活が待っている、よい生活が築けると思っているようです。ブダペスト-ウィーン間の国際列車の運行停止は、ウィーンに溢れる難民を扱い切れなくなっての措置だと思われます。まだオーストリア国鉄からの、運行停止の正式発表は出ていないそうです。(注: 今にして思えば、運行停止はハンガリー側の措置だったのですね。2015年9月5日)

  宿泊所の用意も間に合わないほど、難民で溢れているオーストリアなのに、さらにハンガリー経由でウィーン駅に溢れる難民。ニュースから目が離せなくなりました。一体どういう形であれば、何とか解決がつくのでしょうか。

2015年9月1日(火)今日から9月
 

  
それにしては今日は暑い日でした。でも亜熱帯に入ってしまったような、酷暑(今日は36℃でした)も今日で終わり!明日からは雨勝ちの涼しい日が続きます、という天気予報でした。

 ヨーロッパは今、毎日毎日、何千人とやって来る難民の受け入れがもうとっくに間に合わなくなって、大騒ぎです。シリア、アフガニスタン、イラン・・・。受け入れるのが人道的と言っても、受け入れられる人数には限りがあります。どの国もその板挟みになって悩んでいます。なかには「うちには誰も入れない!」と宣言する国も幾つかあって、足並みも乱れています。でも、大変なのはどの国も同じ、足りない場所と、設備と受け入れ態勢をなんとかしようと、頑張っているのですから、EUの1員となった以上は、全員で、その国に可能な限り、協力するのが当然ではないのでしょうか。

2015年8月6日(木)残暑お見舞い申し上げます
 

  
しばらくご無沙汰致しました。実は7月17日から10日間、5月に行ったマリアツェルに再び行っていました。今度はよいお天気で、そして自分自身も元気な時にもう一度マリアツェルを味わおう、と思って行ったのですが、またまた外れ!34℃か35℃の酷暑の中、ウィーンを出発、3,4日はマリアツェルも同じ暑さが続きましたが、ある日マリアツェルの町へ買い物に出かけました。

 ところが、日焼け止めクリームをしっかり塗り、帽子を被り、さらに傘を差して完全装備していたにもかかわらず、紫外線当たりになってしまい、その日から寝込むことに。熱が下がらないので変に思って、お医者さんに往診してもらったら上肢が腫れています。虫に刺されたせいなので、どんどん冷やすこと、と言われて、足が凍りそうになるくらい冷やし続け、さらにステロイド剤を飲んでようやく下がりました。結局4日ほど寝込んでしまいましたが、最後の日の26日は、大分体力が回復したので、狭軌の山岳鉄道に30分ほど乗り、下りた駅付近をしばらく散歩、その後シックな山のホテルのテラスカフェで、山景色とお茶を楽しみ、また戻ってきました。

  たまたま一日1回しか走らないパノラマ列車に乗ったので、窓が特別に大きく、山の眺めも素晴らしく、車内では、ココアやコーヒーや、オープンサンドを注文して、はしゃぎました。短かったけれど楽しい遠足でした。

 山地では、宿の周りは山と森と野原だけだし、夕方には涼しくなるので、ウィーンよりはずっと気持ちよく過ごせました。

 さて、一昨日、ケヴィン先生の診察に行ったら、「身体がエネルギー切れになってるよ。だから紫外線にもすぐやられちゃう。自分に気持ちのよいことをして、エネルギーを貯めること!」って言われてしまいました。最近はまた毎日すごい暑さなので、よく眠れないし、日中も疲れているし、というのが原因かしら。う〜ん、どうやったらエネルギーの貯金ができるのかな。

2015年7 月1日(水)ヴィルヘルミーネの丘のホイリゲ

 ホイリゲから見たウィーン

  
日本から友人が遊びに来てくれました。ところが私は運悪く熱を出してしまい、しかも途中で紅斑が出現したため熱が長引いてしまったのですが、彼女がウィーンに来る2,3日前に熱が出たため、ウィーンから北欧へ出発する前日にはどうやら元気になり、会うことが出来ました。まだ体調が完全には回復していないので、いつものヴィルヘルミーネの丘に案内することにしました。ちょうど夏らしいお天気が回復したところだったし、丘からのウィーンの眺め、友人にも気に入ってもらえて嬉しくなりました!

   彼女は前日に訪ねたシェーンブルン宮殿の敷地が、丘の上からでも大きく見えるので、その広さににびっくりしていました。何しろ宮殿の中の部屋をすべて見た後、グロリエッテまでの遠い上り坂を歩き、グロリエッテの上から雄大な景色を眺め、さらに植物園の大温室まで見た後、さらに美術史博物館まで見て廻ったというのですから、よくぞバテなかったと、その体力には感心するばかり。ほぼ2万歩歩いたそうです。

 いつものお城のテラスカフェで、チーズパイのバニラソーズ添えにコーヒーを味わいつつ、テラスからのウィーンの景色も楽しみつつ、ひとしきりおしゃべりをした後、暑いので散策はやめて、すぐ近くのホイリゲに移動。このホイリゲからのウィーンの眺めもなかなかいい感じなのです。ブドウ畑の向こうに垣間見える住宅と緑で、全体が愛らしく、和やかな感じがします。

 ひまわりの種を乗せた丸いパンに野菜サラダとハムを売店で買い、ワインはアルコールには弱くても、せっかくの美味しさはピュアで味わいたいので、8分の1リットル、それにミネラルウォーターを取りました。連れ合いは車を運転しているので、やはりワインは8分の1リットルだけにして、あとはミネラルウォーター。私は甘口のムスカート・オットネルを、友人は比較的甘口のヴァイスブルグンダーを飲みましたが、まろやかでとてもおいしいワインでした。サラダもハムも美味しかったし、楽しい食事になりました。

 その後は再び我が家でしばらくおしゃべりし、友人は翌日ウィーンを発つので、午後9時頃、トラムの停留所まで送って行って、別れを惜しみました。

2015年6 月11日(木)マリアツェルの休暇から

  ほとんど雨のマリアツェル、ミッテルバッハでの休暇でしたが、最初の数日と滞在最後の日に撮った写真をご紹介します。晴れていれば、昔市電を引いてウィーンの街を走っていた蒸気機関車に乗ったり、リフトで近くのゲマインデアルペに登って、頂上からの雄大な景色を楽しんだり、マリアツェルの小さなアルペン飛行場からセスナ機で飛び立って、アルプス遊覧を楽しんだりできたのですが、今度のお楽しみに取っておくことにしましょう。

         
  マリアツェル巡礼教会              愛らしいマリアツェルの町並み

ここはいつも巡礼客で賑わっています。町並みもとても愛らしくて、見ていて飽きません。下はここからすぐ近くのエアラウフ湖です。水がとても澄んでいて、冷たいので有名です。

   
 
エアラウフ湖のボート乗り場          カヌーの練習をする人たち

    
  ハイキングコース               野原と飛行機雲

   
  昔ウィーンを走っていた蒸気市電の駅                   マリアツェル駅

これは昔ウィーンを走っていた蒸気市電の当時の停留所です。市電を引いて走っていた蒸気機関車はマリアツェルに持って来られて、現在は観光用車両をを引いてマリアツェル−エアラウフ湖間を走っています。市電用だったため蒸気機関車自体が普通より小さく、形も鉄道用とは違うので、愛らしい感じがします。        
                        

  最後にこれはミッテルバッハの宿の近くで見つけた素敵な庭です。一目見て惹きつけられてしまいました。う〜ん、中に見える白い椅子にかけて本を読む時間はすてきだろうな。あんまり気に入ったので、パソコンのモニターの背景にして毎日楽しんでいます。

                                                                           
 

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