更新日誌

2005年10月30日(日) 今日から冬時間!
   
中央ヨーロッパは今日から冬時間になりました!
つまり10月の最後の週末の土曜から日曜にかけて、3月末に1時間進めた時計を、今度は1時間戻したというわけです。厳密に言うと、日曜日の午前3時をいっせいに午前2時にするの。これで日本との時差はまた8時間に戻りました。
日本の午後8時が、中欧では同じ日の真昼の12時です。

   というわけで昨日から今朝にかけては、実質的には1時間お寝坊ができたわけ。あ〜あ、でもこれから冬だなぁ。街を行く人々はもうみんなコートやあったかいブルゾンを着ています。

2005年10月29日(土)
  
みなさ〜ん、すっかりご無沙汰してしまってごめんなさい!どっと暇だったあと、またどっといっぺんに押し寄せた仕事をがんばって仕上げたところで、ちょっとダウンしてしまい、ようやく回復しました。もう後2日で、更新日誌のページ更新だからギリギリで間に合った〜ぁ、というわけね。ああ、よかった。

   ウィーンはついに最低気温がマイナスに突入したと思ったら、ここ数日は最高気温が20℃という異常なあったかさ! みんな、あったか過ぎる、身体が狂う!と言っています。まだ数日こんなお天気が続くそうです。

10月26日(水)は、オーストリアの『国民の祝日』という祝日でお休みでした。何の日かというと、1955年のこの日、オーストリアが国会で、永世中立を決めた日、そして連合国軍の最後の兵士たちが、オーストリアの地を去った日です。
その年の5月15日に、英米仏露の占領連合各国と国家条約を交わして、オーストリアは、10年の占領の後、ついに法律的な独立を果たし、10月26日に連合軍は全て撤退したので、いわば実質的な独立を果たした、というわけです。今年は、戦後60年、独立50年、EU加盟10年と言う、大きな節目の年に当たっています。

さて、オーストリアとウィーンにはどのくらいの日本人が暮らしていると思いますか? 2005年4月1日現在で、オーストリア全体では1,945人、そのうちウィーンに住んでいるのは、1,436人でした。約4分の3がウィーンに住んでいることになりますね。ウィーンに住んでいる日本人のうち、900人ほどが女性で男性の倍に迫る勢い。ウィーンには音楽留学生が多く、音楽留学生は圧倒的に女性が多いと言うこと、またオーストリア人と結婚して、ウィーンに住む日本人女性もかなりいること、などが影響しているのではないかしら。
 

2005年10月13日(木) コンサートのお知らせ!
  
友人の声楽家が、10月19日(水)、東京、青山で、ウィーンナーリートとウィンナオペレッタのコンサートを開きます。お近くにお住まいで、ウィーンの好きな方、歌の好きな方、ぜひどうぞ! ウィーンの雰囲気を心行くまで味わってください!せっかくすてきな写真つきのちらしがあるのに、何度試してもスキャンができません。この前、再インストールしてもらった時に、フォトショップを入れるのを忘れちゃったみたい。写真をお見せできないのが、ほんとに残念!

長谷川啓子 
   同志社大学学芸学部音楽科声楽専攻卒。金谷良三氏に師事。関西音楽  大学協会主催新人演奏会に出演。関西二期会オペラスタジオ第31期生修了。96年からオーストリア・ウイーンに留学。ウイーン国立音大にてリート・オラトリオ科を修了。大学認定演奏家の称号を得る。N.シェトラ、M.リポヴシェックの各氏に師事。第17回ザンクトペルテン国際オペレッタコンクール「ニコ・ドスタル」入選。ウィーン・カイザーミューレン教会専属ソプラノソリスト。アーノルド・シェーンベルク合唱団(ウィーン)団員。国内外でドイツ歌曲、オペラ、オペレッタ、ウィンナーリートなどの演奏活動を行なっている。
             

           ソプラノ ソロリサイタル

        長谷川啓子「ウィーンわが夢の街」 

   ピアノ 山原香央    チェロとお話 珠希真利

2005年10月19日(水) 19:00開演(18:30開場)
 

 ドイツ文化センター OAGホール 
   
107-0052 東京都港区赤坂7-5-56 Tel: 03 3584 3201
    地下鉄青山一丁目駅下車、A4出口から赤坂郵便局方面へ徒歩5分、
    草月会館横入る

入場料 3,000円 全自由席
  チケット: 03−3368−2043 ラポール 平日 9:00〜18:00

             ***プログラム***

 ウィーンのワイン酒場で歌いつがれているウィンナーリート、
   ウィーンが発祥の地のオペレッタの名曲の数々を
   在墺10年の声楽家、長谷川啓子がお届けいたします。
   ウィーンの魅力満載のコンサートをご期待ください。

<第1部 ウィンナーリート>
   『ウィーンわが夢の街』(Sieszinsky)、『ウィーンの歌』(F.Schubert,H.Berte  三人娘の家より)、『会議は踊る』より(W.R.Heymann)、『酔っ払いの歌』(J.Strauss ヴェニスの一夜より)、『プラーターは花盛り』(R.Stolz) ほか

<第2部 ウィンナーオペレッタ>
   『ヴィリヤの歌』 メリー・ウィドウより /F.Lehar
       『青い仏像の間で』 微笑の国より /F.Lehar
   『天上の愛』 パガニーニより  /F.Lehar
   ピアノソロ 『ウィーン気質』  /J.Strauss 
   『私の唇にあなたが熱く口付けし』 ジュディッタより  /F.Lehar
   『ジプシーヴァイオリンが聞こえる』 マリッツァ伯爵夫人より  ほか

珠希真利 たまきまり (チェロ 作編曲家)
 千葉大学画像工学科卒、同大学院修了。学生時代アマチュアオーケストラで活動中にスカウトされミュージシャンとなる。小柳ルミ子、サーカス、ベギー葉山等のアーティストのサポートをはじめ、芝居、舞踏、舞台の音楽も手掛ける。主な作品にNHKドラマ「ホンコンドリーム」挿入曲、砂川啓介還暦公演「眠れる美女」の音楽等。国内外で幅広い演奏活動を行っている。

山原香央理 やまはらかおり (ピアノ) 滋賀県立石山高等学校音楽科、同志社女子大学学芸学部音楽学科ピアノ専攻卒。関西を中心に幅広いジャンルの伴奏ピアニストとして活躍するとともに、最近はコンサートの企画、演出等も手がけている。

主催:日本サロンコンサート協会  後援:同志社女子大学音楽学会、日墺文化協会

 

2005年10月9日(日) キッチンのカーテン完成!
     
明日は、やっと例の遅れに遅れて、ついに2ヶ月も遅れた例の仕事が来ることになったし、まもなく「サフィア」の校正も来るはずなので、今日やらなければ、もういつやるかわからないぞ、と思って頑張って、ついに台所のカーテンの、飾りの短いひらひらカーテンを半日がかりで縫いました。つい数日前に、カーテンは縫ったので、(と言ってもこれは、裾を短くして纏るだけ。それなのに1年間放ってあった)、勢いでやってしまわなくちゃだめ、と思ってたの。アイロンかけて仕上げして、取り付けたら、キッチンとってもかわいくなった♪♪♪

   引越ししたので、いらなくなったからと言って、友人がくれたカーテンなんだけど、まあ何と言うすばらしい偶然! 幅も色と柄もうちのキッチンにぴったり!
だからカーテン自体は、長さを縮めて裾をまつるだけだったのに、なにしろ縫い物大得意の私のことだから、1年も放ってあったと言うわけでした。

うん、やっぱりカーテンがあると、全然雰囲気が違うね! まあ、器用な人で、ミシンがあれば、1時間もかからないでできることだと思うけど、私としては大作品を仕上げた気分。ふっふ、写真も載せちゃおうかしら。

2005年10月2日(日) ついに暖房入る!
   
先週の何日かは気温も20℃くらいまで上がる、晴れて気持ちのよい秋の日が続いて嬉しかったのですが、週末からは気温が下がり、今朝の最低気温は7℃、日中の最高気温も14℃でした。今週も半ばまでは、同じくらいの気温でかつ雨の日が続くそう。集中暖房のうちのアパートにも、ついに暖房が入りました。今日は、暖房機につけてある加湿用のプラスティックケースに水を入れて、暖房態勢を整えました。暖房機の中の水を温めることで暖房するので、発散する熱で、室内の空気がものすごく乾燥するの。真冬になると、毎日水を入れなくては間に合わないくらい。加湿器をつけていないとのどがヘラヘラしてしまって、風邪を引きやすくなるので、これは必需品。

2005年10月1日(土) 今シーズン初めてのオペレッタ
   昨晩は、フォルクスオーパーへ、オペレッタ「ルクセンブルク伯爵」を聴きに行って来ました。舞台を50年代に移し、思い切って楽しませる演出になっていました。ちょっとあそこまでやっていいの?と思われるような、日本では絶対やらない演出もかなり。主役のルクセンブルク伯爵こと作家のルネは、フォルクスオーパー・デビューのトゥルクという歌手でしたが、歌も演技も素晴らしくて、光っていました。いっぺんに気に入っちゃった! 彼の相手役のアンゲリカを歌ったのは、日本人のナカジマ・アキコ。歌は、前に「ベネチアの一夜」で聞いた時に比べると、ずっと情感の表現も声の伸びもよくて、歌は本当にとてもよかったのに、演技に色っぽさと軽やかさが欠けていたのが、残念!オペレッタは色っぽさがないとね。帰りはすっかり冷え込んでいて、冬の半コートを着ていったのに、それでもちょっと寒い気がしました。

2005年9月21日(水)
 
月曜日の夕方(中欧時間)にウィーンに戻りました! 残念ながらずっと雨だったし、すごく寒かったけれど、たくさん話ができてとても楽しく過ごしました。

     友人は、図書館司書で、近くの教会付属の小さな図書館(大人も対象)で仕事をしていますが、小学校と一緒にプランを立てて、一クラスの子どもたちを対象に、ここでお話会など、様々なプロジェクトも行なっています。この前はクルド人の生活をテーマにしたプロジェクトを、グラーツで暮らすクルド人の協力を得て行ない、実際に子どもたちと一緒にパンを焼いたり、じゅうたんの上にすわってお茶を飲んだり、子どもたちは大喜びだったそうです。最初に幾つかのお話をして、それからお話の森の中に入っていってもらい、そこで見つけたもの、たとえばガラスの靴から、お話を当てる、というのも、子どもたちは大好きだそうです。

  その晩はすごく疲れてたので、お風呂だけ入って寝てしまい、翌日(つまり昨日ね)も何だか疲れてて、何にもする元気が出なかったので、今日はお休みの日、と決めて、一日中ごろごろ眠ったり、テレビ見たり、エネルギーをできるだけ使わず、疲労回復に努めたら、今日は元気になりました。 

2005年9月16日(金)
       
明日からの週末、短いけれど、ほんとに久しぶりにグラーツまで行って来ます。ウィーンから列車で南へ2時間半の、シュタイヤーマルク州の州都で、緑のとても多いほっとする街です。明日からは急に気温が下がって、かつ雨だそうだけど、完璧秋冬のスタイルで、友人とたくさんおしゃべりするつもりで行って来ますね。あ〜、出掛けるの久しぶり! じゃあ、ちょっとだけ、行って来ま〜す! 

2005年9月9日(金) オーストリアの環境プロジェクト「地球賞」受賞!
   
今名古屋で開催中の地球博に、オーストリアから参加している環境プロジェクト、資源消費を10分の1に削減するS-HOUSEプロジェクトが、9月1日、「愛・地球賞」を受賞しました! 伝統的な持続可能資源、わら、粘土、木材による工法と、最新のテクノロジー・知識を統合して開発された新工法による家です。

   実は今日が、隣のニーダーエスタライヒ州に建っている、本物のモデルハウス、S-HOUSEのオープニング・セレモニーで、私も行って来ました。(地球博の会場には、モデルハウスは建っていないはず。だって建てるの不可能だもの。もしかして、わら壁構造のモデルくらいは、あるかも知れないけれど。)

   なぜかって、私も翻訳でちょっとこのプロジェクトに関わったからなの。地球博用の時は、小さなパンフレットだけだったんだけれど、地球博への参加がきっかけとなって、名古屋デザインセンターで、このプロジェクトの展覧会が開かれることになり、見学者が、循環型社会全体についてと、S-HOUSEが具体的に、どういうコンセプトで、どういう材料を使い、どういう風に作られているのかが、自分で検索して見られるウェブサイトを設置することになったの。で、この前の日にち的に猛烈にきつかった最初の仕事は、このウェブサイトの翻訳だったというわけでした。

  もともと関心のあるテーマだったので、時間的には猛烈にきつかったんだけれど、内容的には面白くて、ぜひ一度本物のS-HOUSE(このプロジェクトのモデルハウス)を見てみたいと思っていたので、行った甲斐がありました。でもなんとも残念なことに、頑張って朝早く起きて、隣の州まで行ったので、頭ぼけてデジカメを忘れて行っちゃった!夜寝る時には、ああ、明日の朝、デジカメを忘れないようにしなくちゃ、って思ったのまでは覚えているんだけど。あ〜あ、思った時にすぐ用意するべきでしたねえ。

  モデルハウスは駅のすぐ前だと言うのに、まわりは広々とした畑の向こうに小高い丘と森が連なり、その上は広い、広い青空という、本当に気持ちのよいところでした。とても優しい景色で心が和らぎました。家は、膜屋根構造、テラスや水場にはサーモウッド使用、屋根の上は見られなかったけれど、植物が生えるグリーンルーフに太陽熱集熱器、固く圧縮した箱型わらを中心にしたわら壁構造、バイオマス・ストーブを、換気構造に組み入れた独特の熱管理システムなどすごくモダンなのに、木や木質材料が中心なので、温かい感じのする家でした。ああ、写真をみなさんにお見せできないのが残念!

そうだ、S-Houseのホームページに出ているから、その写真を見てみて! 日本の旗もあるけど、日本語はまだできていません。でも英語はありますよぉ。
1枚だけなので、感じがちょっとつかめないかも知れないけど、多分、そのうちにオープニングの写真が載せられると思うので、そうしたら、みなさんにもお見せしますね。

2005年 9月8日(木) 
   
5日(月)にやっと全部出し終えて、ホッと一息ついています。おとといは余りに長い間放っておいたのでロングヘアになりかけていた髪を、美容院に行ってさっぱりしてもらって来ました。昨日は、おいしいケーキを食べに旧市街へ。おしゃべりもたくさんしてちょっと生き返った気分です。 (ここまでが、また大きくなってしまったので、この前と同じく字体を変えて見ました。)
  
さて、テキスト到着が遅れに遅れている仕事は、未だに来ません。この仕事の日数は、来てから2週間と言うことになっているので、もし明日まで待っても来なかったら、9月の最後の週末かけてのお出掛けもボツになってしまいます。お願いだから、明日までに来てちょうだ〜い! と、思っていたらついさっき、知らせが来て、どんなに早くても26日以前には来ないそうな。それなら、来る前に遊びに行って来ちゃおうかな。
  

                      

 

         TOP    2005年7/8月の更新日誌へ  過去の更新日誌へ

   Home | ごあいさつ 
仕事と生活 | お気に入り作家紹介 | ウィーン我が愛の街 | 旅日誌
|
 Café
  |
ひとりごと | 更新日誌 | 
リンク集