「 赤いロッコと緑のギル」    
                          
                           
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 「赤いロッコと緑のギル」      

エルアイユー社、\1,600(+税)、20,9cm x 28cm、本文30頁
 

どんなおはなし?

   緑色の沼ゲッギは泳いだり、もぐったりするのが大得意。赤い岩ゲッギは険しい岩山だって軽くよじ登れる登山家です。ところが沼ゲッギと岩ゲッギはお互いに相手が大嫌い。すごく意地悪で、いやなやつらだって、いつも聞かされていますからね。

   ある日のこと、仲間から抜け出した岩ゲッギのロッコと、道に迷った沼ゲッギのギルとが、ジャングルの中でバッタリ出会ってしまいます。闘いを始めるロッコとギル。ところが取っ組み合っているうちに、ちっとも嫌なやつなんかじゃないことがわかって、友だちになります。 お互いの特技を教え合って、泳ぐのも木登りもできるようになった二人。そうかぁ、違うのってすてきだね!

   でも、仲間たちにわかってもらうには、どうしたらいいでしょう? 二人は相談して、たがいに相手の格好に変装して、ふるさとに帰っていきます。
敵が乗り込んできた、と思った仲間たちはびっくり! 大変だ、あんなやつはやっつけろ〜! さあ、ロッコとギルはどうなるのでしょう? 

   「にぎやか色のちび」と同じく、本書でもズージ・ヴァイゲルがイラストを描いていますが、カラフルな色使いの「にぎやか色のちび」とは雰囲気を変え、ここでは明るいながらも優しい色使いに変えています。今回も人形の作り方がついていますから、 作るのを楽しんだ後は、そのままロッコやギルになって、お話の世界に入って行きましょう! ゲッギたちの表情の豊かさと、昼の世界、夜の世界、ジャングルの様子の美しさが際立っています。

   会って見なくちゃ本当のことはわからないよね。思い込みにとらわれやすい大人への批判もピリッと効いています。「にぎやか色のちび」に続く、オーストリアの代表的作家ミラ・ローベの古典的作品です。 ミュージカルにもなりました。
  
                                           

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    作者    ミラ・ローベ(1913-1995

     ドイツ、シレジア地方のユダヤ人家庭に生まれる。1936年、ナチスドイツの手を逃れてパレスチナへ亡命。1950年、ウィーンへ移住、フリーの作家となる。作品は多くの版を重ね、各国語に訳され、数多くの賞を受賞した。アイデンティティ、連帯、寛容といった抽象的なテーマを絵本においても矮小化することなく、納得のいく表現で描いている。言葉遊びとユーモア、リズム感に溢れた文体も特徴。オーストリアの代表的児童文学作家。

  ミラ・ローべは、1969年、「りんごの木の上のおばあさん」によって初めて日本に紹介されて以来、2001年までに19冊が翻訳されています。そのうちの11冊が1976年から1980年に集中して出版され、日本でも非常に高く評価されるようにな りましたが、残念ながら今はそのほとんどが絶版となっています。現在新刊書店で手に入るものは下記の4冊です

  
  1)『あるきだしたゆきだるま』
            (ヴィンフリート・オプゲノールト絵、佐々木田鶴子訳、偕成社、
1984年)、   
   2) 
『りんごの木』   (アンゲーリカ・カウフマン絵 八木博訳 女子パウロ会1991年)
   3) 
『クルリン』     (ズージ・ヴァイゲル絵、斎藤 尚子訳、徳間書店、1999年)
  4 )『なまけものの王さまとかしこい王女のお話』
            (ズージ・ヴァイゲル絵、佐々木田鶴子訳、徳間書店、
2001
年) 
      
                                                                                       

    イラストレーター   ズージ・ヴァイゲル1914-1990

    チェコのモラヴィア地方に生まれる。ウィーン応用美術大学および美術アカデミーで学ぶ。1954年よりイラストレーター。ミラ・ローベ作品の多くのイラストを描き、作品の成功に大きく貢献した。数々の賞を受賞。明るくユーモアのある絵に特徴があり、ペン画、水彩画、コラージュ、モンタージュなど、多様なテクニックを用いている。                                   

 
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 「赤いロッコと緑のギル」が読売新聞で紹介されました!
  ぜひご覧下さい。 上の行の新聞名↑をクリックすると見られます!

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絵本紹介サイトを持っていらっしゃる、くどーちえこさんが、「 赤いロッコと緑のギル」のすてきな紹介を書いて下さいました。どうぞこちらをクリックして、くどーちえこさんの絵本紹介サイトのトップへ行き、下の左「作家50音」をクリック、さらに「ろ」をクリック、ローベの2行のうち上の行をクリックすると、まず「にぎやか色のちび」の紹介、下へ下がっていくと次に「ロッコとギル」の紹介が現れます。
当サイトのリンク集にもサイトの紹介を載せていますので、どうぞこちらをご覧下さい。(2005年1月12日)
              
 

                               

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