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更新日誌


   2011年2月28日(月)上顎・下顎のレーザー治療
     
さて今日は約束通り、上顎・下顎両方のレーザー治療。それほど顎がくたびれることもなく無事終わりましたが、その後ちょっとした事故が起こることに。

  2011年2月25日(金)あきよさん、ラストコンサート
     
     
カーニバルの飾り付けの舞台で歌うあきよさん

    
今日はあきよさんのラストコンサートにお邪魔しました。ホームは我が家から市電でたった一停留所という近さ。ちょうどカーニバル(オーストリアではファッシングと言います)の時期なので、仮装パーティーの飾りつけがしてありました。この前伺った時からほぼ一ヶ月経って、伴奏者も雰囲気に乗って、楽しそうに弾いている感じがしました。感情のこもった素晴らしい歌声に、お客様たちはじっと聞き惚れたり、手拍子で一緒に楽しんだり。今回は筆でファーストネームを書いて欲しいと申し出る人がとてもたくさんいたし、コンサートの後、「素晴らしかったわ!レセプションに、来年も来てもらうように頼んで下さいね、って言っておくわ」とか、「とてもよかった、楽しかった!本当にありがとう!」とか、多くの方々がわざわざお礼を言いに来てくれました。

   あきよさん、二人のピアノ伴奏者、司会者(ただ今帰日中で今回はマネージャーさんが担当)、そしてマネージャーさんの5人のチームで成し遂げた40日のコンサートツァー、本当に皆さん、素敵なコンサートをありがとうございました、そしてお疲れ様でございました!充実感・達成感、そしてたくさんの体験の宝を大切に持ち帰って、次につなげて下さいね。皆で楽しみに来年を待っています!

    2011年2月24日(木)上顎のレーザー治療
    
1回目は下顎のレーザー治療をしたので、今日は上顎の歯肉の治療をしました。前の歯医者さんで抜かれそうになった歯の歯肉は、やはりかなり重病のようで、何度もレーザーをあてました。歯がぐらぐらというのは、実際には歯自体が脆くなっているのではなく、 歯を支える歯肉が痛んでいて、しっかりと歯を支えられないということですから、歯肉がしっかりしてくれば歯を抜かないで済みます。「いくらレーザー治療をしても、家でしっかり歯を磨き続けないとちゃんと治りませんから、しっかり磨いて下さいね。回数は多ければ多いほど、時間は長ければ長いほどいいです」ということだったので、さらに磨く時間を長くしました。治療時間は1回、30分ほどですが、「来週の月曜日は、上下両方をレーザー治療しましょう、だから1時間ほど口を開いていてもらいますよ」、ですって。顎が疲れちゃいそうです。でも、早くよくなりたいですもんね、がんばりましょう。

   2011年2月22日(火)再び歯科治療開始 
     −3℃の寒さの中、歯医者さんに出掛け、一度行っただけで、熱で中断されていた歯周病のレーザー治療を、再び開始しました。ここの治療はレーザーで治療をするだけでなく、歯肉の状態を見ながら、レーザー治療とクリーニングとを組み合わせて行くのですが、今日はクリーニングをしっかりしただけで終わり、明後日のレーザー治療の準備をしました。

   ここに来る度に面白いと思うのは、待合室のテーブルの上に小さなチョコレートが幾つも置いてあること。これって、誘惑に打ち勝てるかどうか患者を試してるのかしら???といつも不思議。まさか治療を耐えたご褒美におみやげ、って言うわけもないし、ほんと、どうしてなのかな?

   2011年2月21日(月)熱、下がりました!
    
お陰さまで、熱、下がりました! リヒャルトさん、みなさん、応援ありがとうございました!今回の最高体温は39,4℃でした。16、17日と二晩、高熱で過ごしましたが、18日の朝、薬を飲んで解熱。19日はよく休んで体力回復を図り、20日はお風呂に入ったり、髪を洗ったりして、オーバーに言えば、床上げ。今日はケヴィン先生の診察に行きました。

   今回は25日無熱記録のほかにも、嬉しいことがありました。熱が出た時の薬の服用量を、初めて今までの3分の2に減らすことができたのです!服用量を減らすのは、いつもちょっとした冒険です。量を減らしたいのは当然ですが、そうすると熱が下がり切れないかも知れず、結果的にいつもより多く飲まなくてはならなくなることがあるからです。先回、34.4℃まで下がってしまったので、今回は思い切って量を減らしてみたのですが、ありがたいことに無事下がりました。翌日はその半分量を飲んだので、熱1回分の総服用量は、今までの半分に減りました。

   ケヴィン先生もとっても喜んで下さり、腸内細菌を飲むのはとてもよいのでこれからも続けるように、ただし今度の検査結果では、血液の値が下がってしまったので、薬はまた造血中心の処方にしましょう、ということになりました。体は本当に今、悪循環を破ろうとしている真っ最中のようです。ということは、具体的にどのくらいかかるかはわからないにしても、元気になれるまでも、もう、そう遠くはないということですから、嬉しいです!

   明日は歯医者さんでレーザー治療の続きを受けます。レーザー治療は非常に状態の悪い箇所に来るとほんの少しだけ痛みを感じますが、後は全く痛みもなく、終わった後は口内がとても気持ちよい、という感じがします。家でも食事の後、すぐに歯を磨くようにしました。磨くというより、歯垢を取りながら、歯肉をマッサージするということですが、1回10分間「磨き」、その後薬草のうがい薬で、できるだけ長くうがいをして、歯周病菌の死骸(?)その他の不必要なものを洗い流します。

   2011年2月15日(火)リヒャルトさん、応援ありがとうございます!
    
今、掲示板を開けたら、リヒャルトさんからご心配と応援の書き込みが!
もう10日も更新していなかったのですね、ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。このところ毎回熱の出方や経過が違い、何か大変化の只中にいるという感じがしています。でも結果だけを言えば、微熱は数に入れませんが、前回の熱から25日目! 2009年来の新記録です!

  まず8日に歯のクリーニングをしてもらいましたが、その後微熱が出て来ました。でもこれはクリーニングによって、細菌をいじったため出ただけではないかとか、そろそろ熱の出る頃でしたから、これから夜、体温が上がり、翌日のお昼頃に下がり、また夕方あるいは夜から上がるのを繰り返しながら、だんだん高くなって最後に39℃を越すという、前回と同じ経過を取るのではないか、とか、色々憶測が浮かびました。それで、熱体勢を取った方がよいか、またレーザー治療には行かれるのか、この先どう動くのか、まるで想像がつかないので、とても不安で落ち着きません。

  けれどもしばらく様子を見ていると、微熱は出るけれど、今までのようには上がらないのです。また夜、普通なら体温が上がる時間に、下がったこともあるし、お昼に35℃まで下がってしまったこともあります。ただ完全に下がったままにはならないし、やはり上がったり下がったりしているので、どうしても不安が残ります。けれど2009年以来、新記録を更新中であることは確かで、そのことはとても嬉しいです!

  実は10日前くらいから漢方薬が切れてしまっているのに、先生は休暇に行っていて薬を処方してもらえず、飲まないで大丈夫かなあと、内心いつも心配なのですが、私の場合は副腎皮質ホルモン剤の服用によって腸内細菌が殺されてしまって、有毒物質が生産されやすくなっているのではないか、どうも問題は腸にある!腸を整えることがとても大事と、この前先生に言われたので、3週間ほど前に薬局で勧められて粉末状腸内細菌を買ってきて、お水に溶かして飲むようになりました。

   いつもなら夜に熱が下がるはずはないし、急にこんなに無熱期間が伸びるのも不思議ですから、どうも腸内細菌が繁殖してせっせと働いて有毒物質を排出してくれているからではないかと思うのです。だって、それしか理由が浮かばない。あと胃にも気をつけていて、梅干を食べたり、胃炎用の薬草茶を飲んだり、胃薬を飲んだりもしています。それと歯をクリーニングした後、気をつけて毎食後よく磨き、薬草のうがい薬で、口をよくすすいで、できるだけ口内の細菌を減らすように努力していることも影響しているかと思います。

  今、歯周病の本を読んで勉強中ですが、ほんの少し体調が落ちるだけで、歯周病菌は大喜びで繁殖するのだそう。口内の状態と全身の健康状態とが密接に結びついていることを知って、びっくりしました。それなら免疫力のない私が歯周病になりやすいのも当然のことで、口内の健康にしっかり気をつけなくちゃ、と思ったことでした。

  まあ、今すぐというわけには行かないでしょうが、腸内の健康を保つことが正しい対処法であって、もしこれでこの先、熱が出なくなることに繋がるとしたら、気が狂いそうになるくらい幸せ!本当にこのところ、毎回、熱の出方や経過が違うので、びっくりです。まさに今、やっと今までの悪循環を破る段階まで来たような気がしています。とにかく身体は今、熱との戦闘の真っ最中であるわけですから、健康な食事や、たっぷりの睡眠で戦闘を支えてあげなくてはね。

   というわけで、さらに元気を出してがんばりますね。
13日は微熱騒ぎの合間を縫って、あきよさん宅に伺うことができましたので、その時の様子を、この下に書きますね。


  2011年2月13日(日)あきよさん訪問、
    
あきよさんのコンサートツァーは、いよいよ後半に入りました。今までコンサートにはまだ一度しか伺っていないし、プライベートでもお会いしていないので、ぜひ会いましょう、ということで、熱が出るか出ないかわからないという状態の中、何度もメールをこまめにやり取りして連絡を取り合い、間際になってどうにか行かれそうということで、やっとあきよさん訪問が実現しました!

   彼女の宿は、ヨハン・シュトラウスが活躍したカフェ・ドームマイヤーのすぐ近くのアパートです。私はそこまでバスでたったの二停留所。お料理を作ることができなかったので、私は前に作ってあった餃子(冷凍してある)とひじきの煮物を持って行きました。ひじきもあきよさんがお土産に持って来て下さったものです。あきよさんは、お料理も不便な中で、お豆腐の揚げ物生姜ソース添えと和風野菜サラダ、それに時間のかかるぜんざいまで作って待っていて下さいました。そんなわけで、ウィーンの真ん中で和風の夕食を楽しみながら、たっぷりおしゃべり。お料理もデザートのぜんざいも本当においしくて、しばらくウィーンにいることを忘れました。コンサートの裏話や、お互いの家族の話など、遅くまで話題はつきません。

   語り合う中で、彼女の優しさ、正直さ、温かさが溢れて来て、本当に嬉しく、楽しい時間でした。あきよさん、本当にご馳走様でした!不便な環境の中で、まるで魔法使いみたいに、材料の組み合わせや、料理法に機転を利かせ、おいしい和食や中華料理を作ってしまうあきよさんには、いつも感心してしまいます。

あきよさんは28日に帰国されますが、その少し前にもう一度コンサートに伺います。それまで熱の問題がまあまあ落ち着いて、レーザー治療が順調に進んでいますように! 

  2011年2月5日(土)ウィーンの森 

          黄昏のウィーンの森  

  
数日前までマイナスの気温だったのに、グングン気温が上がって今日は何と13℃!とてもよいお天気になったので、風が強いのがちょっと難でしたが、外に出なくちゃもったいない!と、大好きなヴィルヘルミーネの丘に行って来ました。お城のカフェでカフェ・ラテとチーズケーキを味わい、ひとしきりおしゃべりしてから、少しは運動しないと、と、周りに広がるウィーンの森をちょっと散策。この当たり一帯は野生動物の研究区域になっていて、鹿が5〜6頭、えさを探していました。雪もまだ融け切らず、あちこちに少しずつ残っています。たそがれて来たら急に気温も下がって来たので、新鮮な空気を吸っただけでもよしとすることにして、森を後にしました。帰りの車から見た夕焼けがきれいだったこと!
   

 2011年1月31日(月)再び歯医者さんへ
    
歯は、その後痛くなることはなかったのですが、日によって少し何か感じたり、全く平気になったり何か変。しかも右上の奥と左上の奥はどうも悪くなっているように思えるし、虫歯が放っておいて自然によくなることはないわけですから、やはり歯医者さんに行かなくちゃ、と思いました。でも今までの歯医者さんは、3本がもうゆるくなっているからそのうち抜かなきゃね、とか抜くことばかり言っていて、今ある歯を救うことは余り考えていないようなので、友人から、行ってとてもよかったという歯医者さんを紹介してもらい、そちらに行って来ました。

    初めてお会いしたヴェルナー先生は、まだ比較的若いけれど、穏やかで、気さくで、話もよく聞いてくれ、信頼できそうな印象。白い上着は着ていなくて、ジーンズにTシャツです。レントゲンを撮って、その写真を見せながら、私の場合の問題は、全般的な歯周病であること、副腎皮質ホルモン剤を飲んでいるために免疫力が落ちているので、特に細菌が増殖しやすいこと、細菌が増殖すると痛く感じるし、身体の方は細菌を何とかやっつけようとして炎症を起こす、そうして細菌を退治すると痛くなくなる、また細菌が繁殖する、ということを繰り返しながら、歯肉が後退して行き、さらにひどくなると骨が後退して行き、最後には歯を支えられなくなってしまう、ということをとてもわかりやすく説明して下さいました。

   治療方法としては、まず歯のクリーニングをして、取れる歯石、細菌は全て除去する。どのような細菌が繁殖しているのかを調べ、必要ならばうがい薬など歯や歯肉の奥にまで行き渡る薬を使って除去する。それでも残っている細菌巣を、色素を使って見つけ、レーザー光線によって壊滅させる。正しい歯の磨き方を学んで、それをしっかり実行し続ける。そして歯肉が健康になり、血が出ない状態になるまでレーザー光線治療を続ける、というものです。

口内が健康になると、体調もよくなるという例が今までにもよくあるので、あなたの場合も病気治療の方にもよい影響を与えるかもしれません、ということでした。口内の粘膜の面積というのは、広げると上腕全体の面積ほどになるのだそうです。歯の状態が健康状態全体に影響を与えるというのもうなずけますね。

ああ、よかった!これで歯を抜かずに根本的な治療ができます。今までの先生のところに行っていたら、2,3年のうちに何本もの歯を抜かれてしまっていたでしょうし、そうしてブリッジだの入れ歯だのを作らなくてはならなくなっていたでしょう。ヴェルナー先生のところに行って、本当によかった!

 今日は来週の初めに歯のクリーニングの時間を取ってもらって帰って来ましたが、本当にホッとしました。どうも今までのやり方ではだめだという気がしていたからです。漢方の治療と歯の治療とが相乗効果を挙げて、グンと元気になれたら、どんなに嬉しいことでしょう!わ〜い、がんばるぞ〜ぉ!   

 2011年1月30日(日)「コジ・ファン・トゥッテ」   

   
    
左がグリエルモ役のダルカンジェロ、2番目がフィオルディリージ役のミア・パーソン。
    そこから右にフェランド、ドラベッラ、デスピーナ、ドン・アルフォンソ役の各歌手たち。

      
    
昨晩、国立オペラ座で「コジ・ファン・トゥッテ」(モーツァルト)を聴いて来ました。席は左1番ロージェの4番席。平土間の一番前の席の上横に位置しているので、オーケストラも指揮者もよく見えました。舞台は右3分の2位が見えたのでまあまあ。歌手たちはみな素晴らしく、彼らの演奏に浸るのは至福の時間でした。

ナポリのカフェで若い将校、グリエルモとフェランドの二人が自分たちの婚約者は愛に忠実、決して裏切ったりしないと話すと、人生経験豊かな年配のドン・アルフォンソが、それでは彼女たちが浮気するかどうか、その愛の堅さに賭けをしようと持ちかけます。賭けは成立、彼らは24時間、アルフォンソの命令に従うことになります。

アルフォンソは、愛はお遊び、男は浮気するもの、それなら女も上手に浮気して楽しまなくちゃという人生観を持つ、姉妹の小間使いデスピーナを味方につけて、戦術を練ります。まずアルフォンソが、二人の将校の婚約者たち、フィオルディリージとドラベッラ姉妹の前に現れ、二人は召集されることになったと告げ、彼ら四人は非常に美しい愛の歌を一緒に歌って別れを告げます。

その後、グリエルモとフェランドはアルバニア人に変装し、姉妹に猛烈なアタックをかけますが、姉妹の意志は固く、彼らは冷たくあしらわれます。今度はさらに戦術をエスカレートさせ、愛が通じないことに絶望して砒素を飲んで服毒自殺を図ったふりをし、姉妹の心を揺さぶります。さらにデスピーナの恋愛講義も功を奏して、姉妹の心も次第に遊び心に傾き、グリエルモとフェランドの熱烈な求愛に、ついに二人とも陥落します。しかも陥落した相手は、それぞれの実の婚約者ではなく、婚約者の友人の方。ついにアルバニア風の結婚式が行なわれ、それぞれが(実は偽の)署名をした後、花婿たちは消え、将校の衣服に着替えて、本来の姿に戻って現れると、二人はそれぞれの婚約者を責めます。四人はそれぞれ後悔や絶望、疑いに潰されそうな思いを歌います。そこへアルフォンソとデスピーナが現れ、真実を暴露、人は皆そのようなもの、過ぎたことは忘れよう、と歌って、大団円。あんなすごいアタックをかけるのであれば、姉妹の貞操観念だけを責めることはできませんよね。う〜ん、でも本当にあとうまく行くかしら。

大人気のダルカンジェロがグリエルモを歌うとあって、切符は完売でした。私個人としては、やはりグリエルモと姉のフィオルディリージの二人が特によかったと思いました。フィオルディリージを歌ったミア・パーソンは、難しい役を素晴らしい声で歌い切りました。ああ、すごかった!ファンになってしまいました。ダルカンジェロもすっごくよかったわ〜ぁ!

 2011年1月30日(日)フィギュアスケート欧州選手権大会
    
26日から今日まで、スイスのベルンで、フィギュアスケートのヨーロッパ選手権大会が行なわれました。競技自体は一部しか見られませんでしたが、今日の受賞者のエキシビジョンは、2時間たっぷり楽しみました。表現力豊かなスケーターが増えていたのは、嬉しい驚きでした。女子シングルの一位、二位はスイスのサラ・マイヤーとカロリーネ・コストナー。彼女たちは世界選手権にも参加するでしょうね。世界選手権大会は確か3月に東京で行なわれるんでしたよね。キムヨナも張り切っているようだし、真央ちゃん、高橋くんたち日本勢の活躍が今から楽しみです。

 2011年1月28日(金)あきよさんのコンサート
  
   
コンサートで歌うあきよさん

   1月21日からソプラノ歌手のあきよさんがウィーン来訪中です。2月28日まで、各施設でのボランティアコンサートに出演します。何と全部で22回もあるのだそうです!

    昨日は我が家のすぐ近くの老人ホーム(他にいい言い方ってないのかしら?)でのコンサートだったので、私もお邪魔して来ました。ホームの名前がハウス・クリムトと言うので、舞台後ろの屏風の柄もクリムトの絵から取ったモチーフに
なっています。ちょっと和風にも見えて、着物ととてもよく合っていました。

    今回はいつものウィーン歌曲、日本歌曲の他に日本民謡(お江戸日本橋、こきりこ節、通りゃんせ)も入れたプログラムで、こきりこ節の時は伴奏者が拍子木と足でリズムを取り、あきよさんが手拍子を入れて歌ったので、雰囲気が一気に生き生きと楽しくなりました。ウィーン歌曲は聴衆の方々が一緒に口ずさんだり、間奏の間にあきよさんとワルツを踊ったり、皆さんの心の中にしっかりと根を下ろしているようでした。間のイヴェントでは、聴衆の方々のファーストネームを毛筆を使い、ひらがなで書くサービス。え、これが私の名前なの?とみなさん、大喜びでした。最後は『マダム・バタフライ』からのアリア、『ある晴れた日に』と紹介があると、「あら、私もちょうどお願いしようと思っていたところだったのよ」と会場から声が上がりました。コンサートは『ある晴れた日に』を朗々と歌って締めくくり、アンコールは『ウィーンわが愛の街』。皆での合唱のようになりました。

コンサートの後、あきよさんのところにわざわざある女性がやって来て、「私、昔船に乗った時、コンサートで日本の歌を聴いたのよ。何という歌だったのかは、もう忘れちゃったけど」と話して下さいました。そうした小さな交流はとても嬉しいものですね。あきよさん、本当にお疲れ様でした。楽しく、感動的なコンサートをありがとう!
  

  2011年1月25日(火)ケヴィン先生
    
みなさん、2週間もご無沙汰してしまい、失礼致しました。今回の熱は、
お腹に押すと痛いしこりが現れるという、突発現象が起きたため、せっかく下がった熱がまた上がり、結局丸1週間寝込む羽目になりました。1週間も寝込んでしまうと体力の回復も遅く、ちょっと心配でしたが、どうにか今日、ケヴィン先生の診察に行って来ることができました。

    現在は解毒を中心とした処方をして頂いているので、顔や頭皮にプチプチができたり、口内炎ができたりという形で、有毒物がどんどん出て行っていますが、おなかのしこりもその一現象だったようです。毎日お灸をしたらだんだん痛みも収まり、しこりも小さくなって行きましたが、これが何かの腫れ物で入院しなくてはならなくなったら、また抗生物質の集中治療になってしまいますから、そうしたらせっかくの2年間の努力が無駄になり、また3年目も厄年になってしまいます。だから絶対入院したらいけないのですが、他に方法がなかったらどうしようと、ハラハラし通しでした。今日の診察では、だいじょうぶ、望む方向に行っているから、ということで、本当にホッとしました。

    副腎皮質ホルモン剤を飲む度に、せっかく上向いている体調がまた足を引っ張られるので、この悪循環を破るのは難しく、まだ無熱期間は伸びていませんが、熱が出る度に経過が異なり、とにかく体内で大変動が起きているという感じがしています。長い目で、ゆっくりとよくなっていきたいと思っています。


  2011年1月24日(月)再び雪

      
 

 しばらくフェーン現象で10℃前後というばか暖かい日が続いていたウィーン(全国的にも)ですが、再び冬が戻って来ました。昨日の午後から降り始めた雪が一晩中降り続き、朝見たら、中庭はこんな風になっていました。今週は時々雪が降り、最低気温はマイナス、最高気温はプラス5℃くらいまで、という日が続くようです。  

   2011年1月11日(火)恐る恐る歯医者へ
    
先週の土曜日、右上の奥歯が突然痛くなり、心臓がそこへ移住したようにドックン、ドックンとするので、これは歯医者に行くしかない、と覚悟しました。ところが翌日には痛みもドックン、ドックンもずっと収まって来て、月曜日になると、なんとその奥歯をさわっても押しても何でもなくて、どの歯が痛かったのかもよくわからないほど。でもあれだけ痛かったのだから、何かが起こっているには違いないし、とにかく診察予約をしなくては、と電話して、受付の人に状況を話すと、今日、火曜日に時間をとってもらえました。歯医者さんが恐ろしくて大嫌いな私は(まあ、好きな人はいないと思うけど)、痛い治療の時は麻酔注射をしてもらおうと心に決めて、出掛けました。

   1時間ほど待って、番が回って来ました。あたりの歯をコンコンとたたいて見ても痛くないので、レントゲンを撮って様子を見ると、例の歯には中に何かが写っているから、かつて治療をしたのかも知れないということでしたが、ある歯が一時的に痛んでも、その後その痛みが消えてしまうと言うこともあるのだそうで、現状では治療のしようがないから、また痛くなったらすぐ電話をして来て下さい、ということで、あっけなく返されてしまいました。う〜ん、本当にこのまま消えてくれたらいいけど、どうも何かあるような気がするんだけどなあ。とにかく丁寧に歯を磨いて、歯肉用の液薬を塗って、奇跡の(?)回復を祈ることにしよう。

  2011年1月3日(月)新年の活動開始
   
皆さま、よいお正月をお迎えでしょうか。ウィーンでは一昨日の晩、少し雪が降り、今でもうっすらと残っています。気温は−3.5℃。
   
オーストリアでは年越しは盛大に祝いますが、お正月そのものを祝う習慣はないので、祝日は元旦だけ。普通は2日から仕事になりますが、今年は元旦が土曜日だったので、今日から新年の仕事開始です。日本では三が日が過ぎた明日から仕事という方も多いことでしょう。5日までお休みという方はもう少しお正月を楽しんで、さあ、今年の目標目指し、元気に活動を開始致しましょう! どうか楽しいこと、嬉しいことがたくさんありますように! 
    

  2011年1月1日(土)迎春

 明けましておめでとうございます
  本年もどうぞよろしくお願い致します

      
       
ウィーンの森を散歩する親子           2011年元旦

 

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