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更新日誌

 

2019年 11月08日(金) ごめんなさい!しばらく寄り道をしてました

  もう11月に入ってしまいました。しばらくお休みしちゃった、と思って最後の更新日誌を見てみたら、何と7月ではありませんか!びっくりしました!こんなにお休みしてしまったなんて! 私としては次々に起こる様々なことに夢中で対処しているうちに、今になってしまったのですが。本当に申し訳ありませんでした!

  夏になってどういうわけか、左足が痛くなりました。お医者さんに行くと、これは医療用の靴の中敷きを作ってもらう必要がある、というので、シュー・フィッターのところに行って足の状態を検査してもらい、中敷きを作ってもらって、さらにその中敷きを敷いて履く医療用の靴も買って歩いてみましたが、どうもあまり効果がありません。すると漢方の先生の診察を受けた時、「足が腫れている。もし血栓ができたりしていると、大変なことになる可能性があるから、すぐ検査した方がいい」ということで、診察の後すぐレントゲン・ラボに行って申し込むと、すぐにレントゲンと超音波の検査をしてくれました。

  「左ふくらはぎの奥に軽い血栓がある」という結果で、大急ぎでホームドクターを訪ねると、血栓を溶かす注射をしましょう、ということになり、自分で毎日打つことに。1週間ほどして病院に行くと、もう一度超音波検査をした結果、血栓はすでに溶けたことがわかったのだけれど、まだ壁がよれよれだから、とかいうことでさらに合計45本になるまで売って下さい、という。なんで45本も? と思ったけれど、真面目に打ち続けた。

  注射を打ち始めて数日経った時点で、食欲がなくなった。その10日後に熱が出たので、またホームドクターのところへ。「明らかに胃腸インフルエンザです。でもこれに効く薬はない。免疫力を増して、自分でウィルスを殺すしかない。食欲がないのはこの病気の症状だから心配しないで」という。熱は3日位で下がったけれど、それから1か月以上経っても全く食欲がなくて、3キロ痩せてしまった。西洋風おかゆとかポテトピュレーなんかしか食べられないのではそれも当然だ。でも症状はそれだけではなかった。微熱がしょっちゅう出る。そして一日中、ものすごい疲労感。これでは身体がきつくて、とてもエネルギーなぞ出るわけはなく、幽霊のようにフワフワと、エネルギー0状態で、ただただ一日を何とか過ごすだけで精一杯。

  こんな風にして秋が来て、その秋ももうすぐ終わろうとしている。そこでふっと思った。食欲がないのは胃腸インフルエンザの症状だとばかり思い込んでいたのだけれど、それにしては2か月も続くなんていくら何でも長過ぎる。それに微熱がしょっちゅう出るのと、これほどまでに一日中疲労感でどうかなりそうなのも変。もしかしてこれは45日間も打ち続けた注射の副作用ではないのだろうか? まず、注射を始めて数日後に食欲がなくなった。そして45本の注射が終わったのは、1011日。血栓を溶かすほどの薬なら、しかも1か月半も打ち続けたなら、副作用があるのも当然ではないか。そして3日や4日で副作用が消えないのも当然だ。

  漢方の先生にその話をすると、副作用とは断定できないけれど、と、それでもしょっちゅう出る微熱や、食欲なしや、ひどい疲労感を解決するための生薬を処方してくれた。するとほんの23日で、熱も止まり、疲労感も食欲の方も少しずつ良くなってきた。注射が終わってもうすぐ1か月。やっとエネルギーが出て来て、本当にホッとしている。

  これもやはり注射と関係がないとは言えないのだけれど、注射の効果を見るために、血液検査をしなければならず、ある日かなり無理して早起きし、病院へ血液検査に行った。そのあと3時間も待って、やっと番が来て、検査結果の話し合いに。今度は血液内科だ。先生は、「血栓除けの注射は45本でやめていいけれど、赤血球が半分しかないから、またドーピング注射をしましょう。でも今度は毎日ではなくて、時間差攻撃?で一週間に一度。ヘモグロビン値が12になるまでね。長い道だよ」と言われた。これは、赤血球が増えて運動能力を上げるので、スポーツ選手が注射すると、ドーピングとみなされるという薬だ。私はこの注射にしても、輸血にしても、一度は増えるのだが、またすぐ下がってしまう。つまり増えた赤血球を保つ力がないというか、増えてもすぐ破壊してしまうというか。で全然努力の甲斐がないので、ちょっと覚悟のいる注射をするのは、いったいいつまで?と思うと、少し気が重い。まあそれでも増えれば儲けものだから、打っている。今日で5本目だ。

 さてこの検査と話し合いの後、家に帰ったら、疲れがいっぺんに出て来てしまい、ものすごく気分が悪くて今にも吐きそうだったので、何も食べずにただただじっと横になっていた。ところがその晩、というかもう夜明け近かったが、なぜかベッドから落ちてしまったのだ! 普通はベッドから落ちたりはしないものだから、気持ち悪かったため、いやな夢でも見て、逃げようとして落ちたのかも知れない、とか思ったけれど、何しろこちらは眠っていて、気が付いたら床に寝ていたのでびっくりしただけだから、原因はわからない。今度は救急外科に行くと、レントゲン撮影の結果、骨折はしていない、打ち身だけです、でも打ち身の痛みは長いよ、数週間続くよ、と言われた。

  なにしろ私は、ほぼきっかり1年前に、全く自分の不注意から家で強烈なしりもちをついて、骨盤の恥骨と仙骨を骨折し、しみじみそれが本当なのを体験したばかりなのだ。この時は多分おせんべいにひびが入る感じで折れたので、折れた部分はずれてもいなかったし、曲がってもいなかったので、手術は必要なく、くっつくまで待って下さいということで、打ち身だけよりもっとずっと痛かったし、リハビリにも時間がかかった。それを思えばずっと楽、ということになるだろうけれど、いつも背中にうす~く痛みが張り付いているようで、鈍く、重い感じがつきまとう。変に動くとズキッと来るので、何事もゆっくり、ゆっくりをモットーにやって来たけれど、1か月を過ぎた今、ようやくずっと楽になったのを感じている。仰向けに寝ることもできるようになった。まあ、こちらもあと1週間もすれば完全に回復するのではないかしら。

  というわけで皆さまにはあれこれあってご心配をおかけしましたが、やっと日常生活に戻れそうです。全く冴えない夏と秋でした。

 

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