・旅日誌2002・

1.ウィーン(Wien)オーストリア  
          
     2002.7.14〜7.19、 2002.8.20〜9.01

         
  WienRathaus.jpg (26753 バイト)     WienSulka.jpg (16769 バイト)      WienBGarten.jpg (21643 バイト)
 
   市庁舎前広場。夏の間毎日    市庁舎の左側すぐにある       夏の市民の憩いの場  
   スクリーンでのオペラ上映、    有名なケーキ屋さん「スルカ」。        王宮裏のブルクガルテン。
   野外舞台でのジャズコンサート  場所柄、市会議員、国会議員、
   など様々なイベントが行われる。 市庁舎向かいのブルク劇場の
   広場にはたくさんの屋台の     俳優もよく訪れる。ここのプリンツェス
   お店が出る。               トルテが特に美味!この日は残念な
                          がらもう売切れだった。テラス席で。 

   

2002713
    明日の出発を控え、今晩は友人の家に泊めてもらう。彼女はドイツで修業したお菓子のマイスター。彼女に知り合ったのもウィーン行きの飛行機の中だった。縁て不思議。お菓子の話で気が合うだけでは、5年も続きはしないもの。今は二人とも日本にいるのに、なかなか会えないので、ゆっくり話ができたのは本当に久しぶり! 楽しかった!

2002714日(日)
    彼女が成田まで送って来てくれた。送ってもらうなんて初めてなので、とっても嬉しかった。
    もうしばらく食べられないかな、と思って、きつねうどんを食べる。なんだか急にお揚げのお醤油とお砂糖の煮付けの味が恋しくなってしまったのだ。 

1045分に成田を発つ。機内がかなり寒い。成田で長袖Tシャツに着替え、重ね着し、上着も着て、これでOKと思ったのに〜。空いている席の毛布も借りて、2枚にくるまっていることにする。暇にあかせて映画を観る。“Monsters Inc.”と、14歳の男の子が、自分の作文を盗んで、映画を作ったハリウッドの鼻持ちならぬ脚本家に盗作を認めさせるまでの、大作戦を描いた映画「Big Fat Lier」の二本。スカッとして楽しかった。Monstersも愛らしくてよかった。二本ともいかにもアメリカ映画らしく、ナイーヴだけれど、ちゃんと魔法昔話の原則を踏んでいる。

あとはもう、ウィーンまであと何時間、あと何キロと、テレビ画面の地図上の飛行機が動いていくのを見つめるばかり。残念ながら私は乗り物の中では眠れない。 

予定より30分ほど早くウィーンに到着。着陸すると、パイロットのサービス。乗客がほとんど日本人だからだろう。「左側にお座りのお客様、窓からただ今、天皇皇后両陛下がご搭乗された特別機が二機、ご覧になれます」。お二人は前日に到着され、週末をウィーンで過ごされた後、火曜日にハンガリーへ発たれるそうだ。あとで聞いたら、ウィーン在住の日本人が、空港や両陛下お泊まりのインペリアル・ホテル前に多数集まったそうだ。知人が天皇陛下と直接お話するという幸運に恵まれて大興奮、という話を別の友人から聞いた。

 

2002715日(月)〜19日(金)
    まずいことに、機内で引いてしまった風邪がひどくなってきた。うがいをし、のどあめをなめ、赤外線照射をし、のどを冷やさないようにしても、のどの痛みが増し、せきがひどくなっていく。時差ぼけも重なって、いやに疲れる。
     しかもめずらしくじっとしていても汗が流れる蒸し暑さ。かと思うと、ウィーンではほとんどないザーザー降りの雨が降り、急に気温が下がる。

そこへもう一つ大事件! 日本で契約してきたプロバイダーへの接続ができない! まずオーストリア用の電話回線接続ジャックを買いに行く。これは無事見つかった。ところがそれでもつながらない。どうもモデムに問題があるらしい。日本ではケーブルネットだったので、電話回線用とはモデムが違うのに、ケーブルネット用のモデムがセットアップされたままだったのだ。

どうしよう!ウィーンからリアルタイム旅日誌をお送りします、って言っちゃったのに!

とにかくまずは友人のドイツ語システムPCHPを覗いてみると、普通のページは全部文字化けしているのに、掲示板だけはちゃんと読める! よかった! でもこちらからは日本語文字での書き込みができない。初日はローマ字で書きこみをしたけれど、とにかく書きにくいし、読みにくい。意味も取りづらい。長いと読む方もいやになってしまうだろう。昔、「文化国家」になるために、日本語も西洋の言葉のようにローマ字で書くべきだ、などとのたまわった偉い方々がいたようだけれど、全くあきれてものも言えない!

何とかして日本語文字で書きこみができないだろうか。一つ思いついた。まずワードで書き込み用テキストを書く。それをフロッピーに保存する。Hotmailを使い、ドイツ語システムPCで手紙を書いて、フロッピーに保存した内容を添付書類として送る。そして出した友人にお願いして、私の名前で掲示板に書きこんでもらう。これだと友人を巻き込んでしまって申し訳ないのだけれど、日本語で書きこめるようになるまで、お願いしよう。友人様方、申し訳ありませんが、どうかご協力をお願い致しますm(_ _)m

というわけで、chiemaruさんにお願いし、Georgeさんにお願いする。GeorgeさんはPCに詳しいので、掲示板で色々アドバイスをしてくれた上、私の頼りなさによっぽど見かねてしまったのだと思うけれど、私が日本にいない間の留守番役まで買って出てくれた。ありがたくてもう頭が上がりません。

 

                      「旅日誌2002」 2.マリアプファルへ.


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