・更新日誌・

2004年2月21日(土) お雛祭り
   
さて今日はちょっと早目のお雛祭りを祝った。最近は日が長くなったのもはっきり分かるようになったし、ついでに春も呼び寄せちゃおうという趣向。4時に始めてまずはケーキとコーヒー、お茶でおしゃべり。5人来てくれたので、全部で6人。6時に五目寿司作りを始める。イタリアの丸いお米を、研究した水の量、8割で圧力釜で炊き、お酢はりんご酢を12.5%、そしてお砂糖少々。さやインゲンをゆでて、細く斜めに切り、錦糸玉子と、のりを添えて、出来上がり! それにお豆腐、長ネギ、ワカメのお澄まし。ご飯は炊いた時のちょっとした勘違いで、少しやわらかくなってしまったけれど、ま、ウィーンで食べれば、おいしい、といえる味になって、ホッ。久しぶりだったので、それでもとってもおいしかった!それからはワインで、またまたおしゃべり。
  ひな壇のワイン色に合わせて、レンガ色と黒のソファには、生成り色のカバーをかけ、テーブルクロスは暗めのローズ色にして、優しい雰囲気にした。フロリストのRさんが、まるで打ち合わせたみたいにぴったりの、濃いピンクのカーネーションで作ったテーブル用花飾りを作ってきてくれた!  おかげでとっても愛らしく、春らしい雰囲気になった。
  適当にキッチンでしゃべったり、居間でしゃべったり、気楽に。やっとパソコンでDVDが見られるようになったので、友人が送ってくれた「奇跡 女子十二楽坊」をもう一度、みんなで見た。 彼女たち、みんなきれい!と言う話から、でも東洋人は細すぎる人が多いね、日本の女性が一般に理想的と思っている体型は、ここだと絶対痩せ過ぎ、やっぱりあるべきところにはもっとある、さわり心地のいい体型じゃないと、なんていう話がついでに出た。でもこの話をしていたのはみんな女性です。
  片付けもまたみんなが手伝ってくれたので、大助かり。こんどは、いつまたパーティしようかな?  みんな、おいしいおみやげとお手伝い、ありがとう!

2004年2月20日(金) 
   
ウィーンで一番大きな食料品市場(世界中の食品が買える)に出かけて、お揚げ、しいたけ、たけのこ、人参、お豆腐等を買い、明日に備えて五目寿司の具を煮た。後は明日、みんなにも手伝ってもらって作ることにする。

2004年2月18日(水)   お雛様
  
友人に手伝ってもらって、雛人形を飾った。雛人形は94年に帰国した時、
戻ってくるつもりでウィーンに預けていったので、飾ったのは10年ぶり!赤い毛氈もひな壇組み立て用の板もあるつもりでいたら、なかったので、毛氈の代わりにワイン色のテーブルクロスで代用。ひな壇は、食堂の椅子2脚と、お雛様が入っていた箱、納戸の箱をあれこれ組み合わせて積み重ね、それに高さをそろえるために本をあちこちに挟んだら、ちょっと台がちゃんとあるみたいに、けっこうきちんとできた! お雛様たちも久しぶりに外に出られて嬉しそう!これじゃあ、
やっぱりパーティを開いてお祝いしないとね!

2004年2月14日(土) バレンタイン・デー
 
    久しぶりに(今年初めて!)コンピュータ・エンジニアのダニエルくんが、来てくれた。DVD用のソフトをインストールしてくれて、これでDVDが見られるようになったので、早速友人が送ってくれた「女子十二楽坊 奇跡」のDVDを見た。彼女たちは今日本で人気らしいけれど、どこか日本人にも遥かな懐かしさを呼び起こす音色だ。中国の伝統楽器を使っての、伝統とモダンの溶け合った演奏は、なかなか興味深いし、演奏の質も高い。 やっぱりDVDだと迫力が違う!伝統楽器の演奏の様子がわかるのも嬉しいし、それにきれいな若い女性たちが見れるのは楽しい(こんなこと言って、私はおじさん?!)ありがと!Nちゃん!
  さっそくDVDと一緒についていたCDを焼き付ける実験もした。無事成功!

  ところで今日はバレンタインデー。日本では、女性からプレゼントをすることになっているけれど、ヨーロッパでは、男性から女性に贈り物をする日。たいてい花を贈る。で、なんとダニエル君が 、花束を持ってきてくれたの!「これ、御礼です」とか言っちゃって。(遅れのクリスマス・プレゼントに、日本語コースのCDを贈ったことを言っている。でも、これこそ彼がいつもしてくれる努力への御礼だったの で、そのまた御礼なんていらなかったのだ) きゃ、うれし! 彼にとっては、義理チョコならぬ義理花だとは思うけど、それでもね、やっぱり嬉しかった。あとは花の画像付きバレンタイン・メールが1通と、画像のついてない 、ついでのバレンタイン・メールが1通。まあ、喜ぶべき、かな? 日本の男性の皆様、チョコレート、たくさんもらいました?

2004年2月11日(水)  バレー「くるみ割り人形」
   
なんと期待していたのとは全然違う「くるみ割り人形」だった! これは国立オペラ座バレー団がフォルクスオーパーで公演したものだったのだけれど、舞台は精神病棟。それぞれの患者がそれぞれ抱いている思いを踊る、という形で、解釈のしなおしというより、極端に言ってしまえば、振り付けのためにこの作品を利用しただけ、という感じ。モダンバレーの振り付けで、動きが面白くて見ごたえはあったし、ダンサーもかなり上手だった。ただ、「花のワルツ」の振り付けは、技術的な見せ場もなく、新鮮なアイデアもなくて面白くなかった。
  でも、モダンバレーをちゃんと見たくなったのは、やっぱり成果ね。

2004年2月10日(火)
   何にも仕事が入らず暇だった年明けの2週間少しが過ぎたら、突然仕事がまとめてやってきて、必死になってこなしているうちに、気がついたら2月も1週間以上過ぎてしまった。ありがたいことで、今年はこの調子で行けるといいな、と思うのだけれど、どうかしら。もちろん、平均していつも来てくれたら、もっとありがたいのだけれど、まあ、それはこの商売には高望みというものでしょう。
   この一週間ほど、15度以上の連続という突然の春で、みんな身体の調子が狂い、ウィーンではその前の大寒波の時から引き続いて、風邪が大流行。ほんの半月前は、−12℃だったのだから、身体がおかしくなるのも無理はない。一昨日からは、また冬に逆戻りで、外はもううっすらと雪が積もっている。私も何だかいやに疲れて、眠い。
   さて、明日は久しぶりに観劇。フォルクスオーパーで、バレー「くるみ割り人形」を観る。掲示板を訪ねて下さった、しほさんの大好きなバレーね!明日の公演がどんなか楽しみ。これを機会に、気分転換して、気持ちも引き締めようっと。
 

2004年1月16日(金)こちらの材料で和食作り (実験2)
  
さて、今日は何を食べよう?と思ったら、今度はお酢を少し増やしてスシ飯を作ってみようか、と実験心が湧いてきたので、早速実行。たった200ccのお米で五目寿司を作るなんて、我ながらすごい物好き、もう少し簡単なのにしたら?とも思ったけれど、人参ももう使ってしまわないといけないし、まあその気になったんだから、いいことにした。しいたけを戻し、細かく切った人参と一緒におしょうゆとお砂糖で煮て、別に錦糸玉子を作る。緑のものがないので、冷凍のグリーンピースをもどして使うことにする。それからのりの細切り。
  ご飯はりんご酢の量を15%弱にしたらちょうどよくなった。なかなか美しい、しかもおいしい!うっふ、これで近くのスーパーのお米でもおいしいおすしが食べられるぞ!
    

2004年1月15日(木)こちらの材料で和食作り (実験1)
   
こちらで手軽に買えて、日本のお米に比較的近いのはイタリア産の丸いお米。 今日、鮭の燻製を買ってきたら、突然これで手毬寿司を作ってみよう!という気になった。このお米は、この前1割り増しの水で圧力鍋で炊いたら、おじやにしかリサイクルしようがないほどのぐちゃぐちゃ だった。そこで今度はうんと水を減らし、約8割にして炊いてみた。お酢はりんご酢をお米の量の1割。自然糖を少し入れる。さけの燻製には少しレモン汁をかけた。藍の丸いお皿に小さな手毬寿司を4つ並べてみるとなかなか美しいし、可愛らしい。 味もけっこういける!ただ少し酸味が足りない。りんご酢の場合は少し量を増やした方がいいのかも知れない。

2004年1月14日(水)
       1月4日の晩から降り始めた雪は5日中降り続け、6日は晴れたもののその日から突然ぐっと冷え込んで最高気温がー5℃くらいの日が続き、雪もまた降ったり止んだり。その数日後から急に10度も気温が上昇、今度は雨の日が続きました。今日は雨で大分溶けた雪に、お日様が一日中輝いて、ついに雪は跡形もなく消えました。これからしばらく3〜6℃くらいの暖かい日が続きそう。
   私の方は延び延びになっていた絵本の翻訳をついに入稿して、疲れがどっと出るはホ〜ッとして気は抜けるは、でしばらくもぬけの殻みたいになっていました。で、先週は技術翻訳の仕事も全然なし。昨日やっと今年初めての仕事が入って、はっと我に返りました。今年はもっとたくさん仕事が来ますように!さ、またがんばろうっと!

2004年1月3日(土) BUNDさんのプラハ・ウィーン紀行
       BUNDさんご夫妻がウィーンを訪ねて下さり、思いがけずオフ会から
1年も経たないうちにウィーンでの再会が実現したのは、昨年の10月でした。
そのプラハとウィーンを訪ねる旅についての紀行文をBUNDさんが、
みょうがさんのHPに連載中です。
写真もついて、プラハの様子がよくわかります。
みなさんもぜひBUNDさんの旅を一緒に体験してくださいね!
プラハのあとにはウィーンが来るはず。新年が楽しみです。

BUNDさんのウィーン訪問については、更新日誌の2003年9/10月の
ページをごらん下さい。

BUNDさんのプラハ紀行へ飛ぶにはどうぞ↓をクリックしてね!

http://www1.odn.ne.jp/~caa33030/zuisou5.html


 2004年1月2日(金)
     
オーストリアのお正月の祝日は元旦だけ。今日から商店、多くの会社が平常どおりの営業です。もっとも1月6日にもう一度祝日がありますけれど。
   今日はロートレック展を見に行ってきました。本当は昨年の8月31日までだったのに、余りに好評なので何度も延期されて、今年の1月7日までになったという展覧会です。ずっとチャンスを逃していたので、今度こそと思って行って来ました。350点余りが展示され、ロートレックについての映画も見られました。美しく描くより、真実を描くこと、一瞬の動きを捉えることに集中した彼の姿勢がよく伝わってきました。単純な線に人間の内部に潜む欲望まで表現する描写力に感動。戯画的なキャラクターは新しい発見でした。
    


 2004年1月1日(木)
  
明けましておめでとうございます  
  今年もどうぞよろしくお願い致します

                元旦

 ウィーンに移って初めての新年を迎えました。
  年末年始は、クリスマスの祝日25,26日が木、金だったため、商店以外で働く人たちは25日から28日(プロテスタントの人は24日もお休み。宗教によって休みが違うというのは面白いですね。日本なら文句を言う人が出そう)まで連休となった嬉しい2003年でした。元旦は木曜日、一日働くとまた土、日で休み。そして月曜日一日働くと、また火曜日は「三聖王の日」で祝日。というわけで、これではまともな仕事はできないし、ということで12月25日から1月6日まで連休という事務所もたくさんあります。
  結局、新年の仕事がちゃんと動き始めるのは、7日からになりそう。日本の松の内みたいね。
  年越しは花火と爆竹の響く中、新年の時報とともに流れ出した「美しき青きドナウ」を聞きながら新年の乾杯。11時からは恒例のニューイヤーコンサートを聞き、ウィーンらしい新年を味わった後は、幾つか新年コールをしたり、受けたりしながら、ゆっくりと過ごしました。新年の様子はこちらをどうぞ。

 

 

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