・更新日誌・
2006年2月25日(土)
笛吹き小僧さんのコンサート
更新日誌にも、掲示板にも時々登場していた笛吹き小僧さんが2年余りのウィーンでの勉強を終えて、いよいよ日本に帰国することになり、今日はその総決算フルートコンサートが、ウィーン郊外の愛らしい町、バーデンのベートーヴェンハウスで開かれました。ベートーヴェンは、この家で「第九」を完成させたと言われ、今は小さな博物館になっています。その展示品のハンマーフリューゲル(初期のピアノ)を使ってのサロンコンサートです。比較的小さなその部屋は、椅子がピアノと笛吹き小僧さんを、すぐそばまでぐるっと取り囲む形で満員。
音色と表情がとても美しい演奏でした。ウィーンの音を求めて頑張ってきた笛吹き小僧さん、ついに努力が報われましたね。私は中でも特にシューベルトのアルペッジョーネ・ソナタとモーツァルトの春のロンドがよかったと思いました。今日の音、耳と心にしっかりと留めておきますね。
ドイツとウィーン、計6年の滞在から笛吹き小僧さんが学び取ったものはとても大きかったに違いありません。おめでとう! 笛吹き小僧さんの未来に幸あれと心から祈ります!
2006年2月20日(月)
モーツァルトイヤー記念コンサート
私のお気に入り音楽家の一人、ウィーン在住のバスバリトン歌手、ヴェッセリン・ストイコフが、東京(2月27日)・大阪(3月2日)でのモーツァルトイヤー記念チャリティーコンサートに出演します。シェーンブルン宮殿アンサンブルもなかなかいいし、チャリティーコンサートだから(?)S席2000円、A席1000円とお得。クラシックがお好きな方、この機会にぜひ、ウィーンの雰囲気と、私のお気に入り音楽家の演奏を楽しんでくださいね。
詳しいことはどうぞタイトルをクリックしてください!
2006年2月13日(月)
トリノ・オリンピック
仕事がやっと一息ついて、待ちに待った読書三昧をしたら、その後ボーっとしてしまい、さらにその後は昨年の暮からずう〜っと続いていた仕事のプレッシャーから久しぶりに解放されたせいか、何だか頭がぜ〜んぜん働かない、な〜んにもできない状態に陥っていました。やっとそれからもどうにか回復、今日は大好きなフィギアスケートを堪能しました。
最後の中国のペアは演技中に事故!投げ方が強過ぎて、かなり痛そうな転び方をしてしまった彼女を、彼がいたわるようにお医者さんのところへ連れて行きました。観衆の大きないたわりの拍手。これは無理だな、と思っていたら、何としばらくして演技再開。すごい根性!と思って見ていたら、立派に最後までやり遂げて、しかも2位になってしまいました! おめでとう! そして立派な演技をありがとう! 1位はロシア、3位も中国でした。ペアはロシアと中国のすばらしさが目立ちます。振り付けもいいし。
さて、明日は男子シングル。高橋君が1番で演技するそうなので、必ず見ますよ、楽しみにしてます!親指握ってるからね!(ドイツ語で、応援してるからね!の意味)。プルシェンコとランビエールの演技もとっても楽しみ!
2006年2月6日(月)
昨晩(というか今日)午前2時半にやっと仕事を納入しました。
「サフィア」の最後の校正原稿も先週の金曜日に送ったし、2つ仕事が重なっていたので、もう怒涛のような日々でした〜。今日からは、次の仕事。でもこちらは前のより少し時間に余裕があるので、やっと気持ちが楽になりました。さあ、がんばろうっと!
そう言えば節分があったのに、すっかり忘れていました。暦の上ではもう春なのね。今日のウィーンは、朝起きたら真っ白!今もさらさらの雪がしんしんと降り続いています。
2006年1月27日(金) モーツァルト、250回目のお誕生日!
今日はモーツァルトの250回目のお誕生日!
後世の人間たちがどんなにあなたの作品を愛し、またあなたの作品に慰められているか知っていますか? お誕生日おめでとう!!!
2006年1月25日(水) サフィア、ついに議席獲得!
ただ今、サダムに父を殺されたイラク族長の娘「サフィア」の、3度目の校正ゲラと取り組んでいます。今日、著者からすばらしいニュースが届きました! サフィアは今回のイラク選挙に立候補したのですが、議席を獲得しました!ついに彼女の新生イラクの建設に直接関わりたいという夢が、実現したわけです。
サフィア、おめでとう! これは著者が2日前に、サフィアと直接電話で話して聞いたことだそうです。ただこれ以上のことはまだはっきりしていないそうで、28日にはかなりのことが分かるはずらしいけれど、話し合いが難航しているので、どこまでわかるかな。著者もなるべく新しい情報を本に入れるために、今度の結果を入れて一部を書き直してくれることになっています。私たち(本書はもう一人との共訳です)はまたそれを訳して、みなさんにお届けします。
延び延びになりましたが、3月刊行の予定です。どうぞ、お楽しみに!
近いうちに「サフィア」紹介コーナーも作らなくちゃね。
2006年1月22日(日) ウィーン、この冬の最低気温!
今日からグンと冷え込んで来ました。午後6時に食事に行った時は、−8℃で、今までがプラスの温度だっただけに、かなり寒く感じたのだけれど、今部屋で仕事をしていたら、急に寒さを感じて、ハックション! あれ? もしかして!と思って、急いで台所の窓の外側に貼り付けてある温度計を見たら、なんと−11℃ではありませんか!この冬、ウィーンでは初めての−10℃以下です。ただ今の時刻は23時。
天気予報によると明日は最高気温がー10℃。火曜日からは少し寒さはゆるむものの、今週はずっと最高気温がマイナスだそう。今晩はこれからグーンと気温が下がりそうだから、布団の上にあったかい毛布をかけて寝た方がよさそう。
2006年1月15日(日) ウィーンの森の冬
今日はお日様が輝く素晴らしいお天気!今までずっと家に閉じこもっていたので、ほんの一時間ほどでしたけど、近くのヴィルヘルミーネの丘に行き、少しウィーンの森を散策して来ました。一面に積もった真っ白な雪、裸の木々の黒、そして真っ青な空のコントラストがとってもきれい! それにキリッとした冷たい澄んだ空気の気持ちよかったこと!よい気分転換になりました。ちなみに気温は−1℃。
ウィーンの森を歩く親子 森を抜ける車道
お城の横に小さなスケートリンクができていました。
2006年1月9日(月)
オーストリアの郵便局って!
どうやら無事に再校ゲラを日本へ送りました!ああ、よかった!ところが一つ許せないのが、オーストリア郵便局の仕事ぶり。EMSでゲラが東京・ウィーン間を行ったり来たりしているのだけれど、ウィーンからの料金は、東京からの倍以上するのに、なんとこの前も丸4日かかったの。普通の郵便が5日で届くのに、これってどういうこと?! 郵便局の人は、今日出て行くから、水曜日か、遅くとも木曜日に着きます、と言ってたけど(前回もそう言ってた)、一体いつ着くことやら。国際宅急便を扱っている別業者があることがわかったので、今度また4日かかったら、もう郵便局は使わないことにしようっと!(プンプン!)
2006年1月6日(金) まあ年頭からさえないことに
と、元旦もそこまではよかったんだけれど、その後夕方、何だかいやに寒くて変だな、風が吹いているせいで、壁が冷えて室温が下がってるのかしら?なんて思いつつ、それにしてもこんなに寒いのはおかしいと思って熱を測ったら、あらら、38℃を越えてる! そこで急いで9時には就寝。ところがこの熱が何と、しつこくて、薬飲んでもちょっと下がるだけで、夕方にはまた元通りを繰り返して、全然下がらない。とにかく毎日4リットルくらい、ただただ水を飲んで、寝てました。で、やっと昨日の朝、下がりました!ああ、丸4日かかっちゃった!で、昨日一日ラジオやCDを聞きながら休んで、今日ようやく起き上がりましたぁ。暮は全然遊び過ぎたわけではないのだけれど、常に遊びか仕事かで休む暇はなかったし、それがこたえてしまったのかな。それとも去年の疲れがまだよっぽどたまってるのかなぁ。とにかく今年は、ばっちり体調に気をつけるのだぞ、という警告ね。はい、気をつけます!
で、本当は昨日(今日はオーストリアは祝日なので郵便局はお休みだから)再校ゲラを日本へ送らなくちゃいけなかったんだけど、お願いして少し延ばしてもらって今日から仕事して週末に仕上げて、月曜日に送ります。
暮とお正月、たくさんの方から嬉しいメールをいただきました。ありがとうございました。お返事がまだでみなさん、ごめんなさ〜い! 仕事を送ったら、お返事しますので、どうかもう少しお待ちくださいね。
2006年1月1日(日)
明けましておめでとうございます!
昨年のクリスマス前からウィーンはずっとこんな感じ。
お日様が恋し〜い!!!
今、ウィーンでも年が明けました!
窓の外で花火がバンバン、ドンドン上がっています。
流していた音楽番組では、みんなでカウントダウンが始まりました。
5,4,3,2,1、Prosit Neujahr!
プロージット・ノイヤール!(新年おめでとう!)
それとともに、テレビでは「美しき青きドナウ」の演奏が始まり、ベルベデーレ宮殿でのバレーが映りました。今年のバレリーナたちの衣装はブルー。ある人はミッドナイト・ブルー、ある人は白の入った水色と様々なブルーが、燕尾服(タキシードだったかな?)の男性舞踊手たちに支えられて舞いました。
私はそっと心の中で今年のお願い事をして、「おめでとう!」と囁きました。
日本のみんなはもうすぐ起きて、新年のご挨拶とお雑煮、そしてお楽しみ年賀状ね。クリスマス前からパーティの合間合間に仕事をしないと間に合わない状態なので、今回は、静かな、仕事に精出す大晦日となりました。今年は珍しく早寝しようっと。起きたら私もお雑煮と日本酒で和風の元旦を祝います。
では、みなさん、おやすみなさ〜い!
少しだけ和風にお正月を祝いました
11時15分に恒例のニューイヤーコンサートが始まりました。ゆっくり聞きたいけれど、ご飯の支度があるので、居間のテレビをつけっぱなしにしながら、おつゆと五目寿司を作り、前日から味噌漬けにしておいた白身魚を焼き、日本酒をお燗につけます。嬉しいことに友人が五目寿司の素を送ってくれたので、ご飯を炊いて混ぜるだけ。錦糸玉子とさやいんげんの細切りを添えました。
五目寿司はあんなに簡単にできてしまったのに、とってもおいしくて感激!ウィーンでは手に入らないれんこんまで入っていて、嬉しい思いをしました。
そのあと、やはり同じ友人が送ってくれたとても愛らしく、美しいお干菓子を頂きながら、お茶を味わって、すっかり日本のお正月気分になりました。お干菓子は、美しい箱と一緒にお飾りにもしました。Yさん、すてきな日本のお正月のプレゼント、本当にありがとう!
それから何人かの友人が美しい和風の2006年カレンダーを送ってくれました。ドアに下げて飾るお正月飾りを送ってくれた友人もありました。遠いウィーンにいながら、日本の友人たちの温かい思いに包まれて迎えられた、幸せな元旦でした。感謝、感謝。みんなに支えられて、今年も頑張り過ぎず、諦めず、一歩一歩進んで行きます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
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