・更新日誌・
2006年4月27日(木)
時差ぼけ
日本滞在中すごいハードスケジュールだったせいか、今回は時差ぼけが激しくて大変!普通西に移るのはその反対よりずっと楽で、2,3日でちゃんと元に戻るのに、今回は1週間経っても午後になると猛烈眠くなるし、しばらく横になると少しましになるんだけれど、一日中頭がボーっとしててまるで使い物にならないの。朝は前の晩遅く寝てもやっぱり早く目が覚めちゃうし。昨日になったら、帰りの旅で軽い風邪を引いたらしかったのが、せきがすごくひどくなって大急ぎで咳き対策。で、今日は半日じっと寝てました。
おかげで今はだいぶ気分が楽になった感じだから、そろそろ旅の後遺症からも回復できそうです。とにかく熱が出なかっただけでも、すごかったんだから、身体がせめてしばらく休ませてよ、っていうのは当たり前よね。がんばってくれてありがとう。お疲れさま!
一ヶ月ぶりに戻ってきたら、ウィーンもすっかり春になっていました。連翹、八重桜、チューリップ、すみれ、水仙、ぜ〜んぶいっぺんに咲いていて、空は真っ青で暖かいお日様がきらきら輝いていて、長くて暗い冬を過ごしてきた身には、世界の色鮮やかさと暖かさの中にいるだけで、幸せで幸せで、これからの美しい季節に心が弾みます。
ウィーンの森にも春がやってきました。 森の中に立つ森林保護官(?)の家
東京都の4分の3という大きな森にはハイキングコースも
たくさんあります。森中が優しい若葉色。
先週の日曜日、あんまりいいお天気だったのでウィーンの森へ行って来ました。春を味わいに来ている人たちがたくさんいました。
2006年4月24日(月)
ちっともリアルじゃない一時帰国日誌
すっかりご無沙汰してしまいました。
掲示板にリアル旅日誌を書き込む予定です、などと言ってしまいましたが始まってみたら余りにも過密なスケジュールで、とてもとても書く余裕がありませんでした。ごめんなさ〜い。
日本時間で4月17日(月)の夜中(中欧時間午後4時)、無事ウィーンに着きました!さすが疲れてその晩はウィーンの時間で午後8時半(日本時間で18日の午前3時半)に寝てしまいました。飛んでいるうちに時差分の7時間、時間が戻ったので、私にとって4月17日は31時間あったことになりました。
ああ、長かった!
みなさま、すっかりお世話になりました。本当に楽しい日本の日々でした。密度の高い、嬉しい日々の連続! おかげさまで温かい応援のエネルギーと素晴らしい思い出をいっぱいもらって、持ちきれないほど抱えてウィーンに戻って来ることができました。本当にありがとうございました!
行ってよかった!
あれほどの過密スケジュールをどうにかこなせたのは余りにも不思議、どうしてかな、って思っていましたが、そうか、みんなが私に惜しみなく注いでくれた大量のポジティヴエネルギーのおかげだったんだ!と気づきました。だから持ったのね!大感謝!
留守の間、ウィーンのサーバーの方へメールを下さった方、ごめんなさい!日本でもサーバーのHPを開ければ、見られるはずだったのに、何度正しいパスワードを入れても「間違っています」になってしまって、開けられなかったの。それで、帰宅して初めてメールを拝見しました。
遅まきながらこれからお返事を書きます。許してねぇ。
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「サフィア」出版を機に、3月17日〜4月17日まで、ちょうど一ヶ月間、一時帰国して来ました。
3月17日に成田について、そのまま羽田から千歳空港へ。札幌にいる友人たちに会ってから、実家へ。札幌では学生時代の友人たちが集まってくれて、積もり積もったおしゃべり。何年会っていなかったかわからないくらい久しぶりの人もいたのに、学生時代からの友人て不思議なことに、すっと時間を越えられてしまうものなのね。本当に楽しいひと時でした!ありがとう!
27日からは大阪、三島への旅をして、4月2日に帰り、翌日は家族旅行で
箱根へ。4日に帰って来ました。
大阪では、「ちび」の翻訳に協力してもらって以来のよいお友だちなのにまだ一度も会ったことがなかったおひさまとチカ、そして「ちび」「ロッコとギル」の点訳実現の大動力になってくれたひとみさんについにご対面!!! 初めてなのに、全然そんな気がしなくて「久しぶり!」の方がぴったりの感じでした。
「にぎやか色のちび」を聞く。 子どもたちの目!
28日はおひさまが「おひさま文庫OB春休み特別お話し会」を開いてくれました。30人以上の子どもたちが来てくれて、おひさまに「にぎやか色のちび」を読んでもらい、チカには「猫のチョコレート」を語ってもらい、間にはGママさんの手遊びを披露してもらって、それはそれは楽しい時間でした。しかもその間、後ろではみんなで材料を持ち寄った豚汁が、お鍋でぐつぐつ煮えてたの!
で、お話会の後は、幾つものテーブルをぐるっとつなげて、みんなで豚汁とご飯の昼食会。おいしかったぁ〜!
その時の様子のあれこれは別館HPの掲示板「おしゃべりひろば」を見てみてね。「にぎやか色のちび」と「赤いロッコと緑のギル」の素晴らしい紹介をHPに書いて下さった絵本博士、くどうちえこさんもかわいい三人のおじょうさんたちと一緒に参加して下さいました。というわけで、くどうちえこさんにもついにお目にかかれたの!初めての、新鮮で素晴らしい体験でした。ああ、せっかく会えた子どもたちと、もっとお話したかったなあ。
思いがけなくもちび人形、ロッコとギル人形もおかあさまたちから頂いて、私の宝物になりました。
そうそう、最後におひさまと私と一緒に、ミニミニドイツ語講座をやったんでした。ウィーンから持って来たモーツァルト・クーゲル(小さなボール型のチョコレート。モーツァルトの顔がついています)をまずみんなに一つずつ取ってもらい、その後、隣りの人と組んでもらいます。まずは、相手に自己紹介。
1.握手の手を差し出しながら、
「あけみ、グーテン・ターク!」(あけみって言うの、こんにちは!)
「おひさま、グーテン・ターク!」(私はおひさまよ、こんにちは!)
2.チョコレートを差し出しながら、
「ビッテ!」 (どうぞ!) 相手はチョコを受け取って、
「ダンケ!」(ありがとう!) そして今度は自分のチョコを相手に出して、
同じことを繰り返します。
3.それから手を振りながら、
「チュス!」(バイバイ!)
「チュス!」(バイバイ!) で、おしまい。簡単でしょ?
みんな楽しんでくれたかなあ。
おひさま、素晴らしい会を開いてくれて、ありがと〜ぉ!
*****
29日はチカが地元の図書館でお話会を開いてくれました。
お話し室は円筒形の部屋に絨毯を張ったユニークな作りです。
プログラムは、前の丸い台にちび人形を幾つも並べて、「にぎやか色のちび」の読み聞かせ。そしてチカが語る「なまくらトック」。怠けてもかまわないけど、最後にはこうなっちゃうよ、というものすごくおかしいのに最後はぞっとしちゃうという、お話で、とっても気に入りました。チカの語りはとっても気持ちよかった!その後は「へっこきよめさま」の語り。これはもう庶民のバイタリティー溢れる、のびのびしたスケールのおっきいお話。最後に『「悪い子」のための怖くて不思議な童話集(ベヒシュタイン童話集)』の中から、「ひとでなし」の朗読もして頂きました。
読んでもらったり、語ってもらったりする嬉しさ、楽しさをじっくり味わいました。
その後、場所を2階に移してのおしゃべり会では、お話会に来て下さった方々と身近に交流ができて嬉しかったし、「ちび」と「ロッコとギル」にサインをさせて頂きながら、一人一人の方とほんの少しずつでしたけど、直接お話できたのは、忘れられない思い出になりました。来て下さった方々、本当にありがとうございました。
ベヒシュタインの朗読もしていただいたので、語りのことも話題になりました。
『「悪い子」のための怖くて不思議な童話集(ベヒシュタイン童話集)』は、読むための本として翻訳したものですから、語るためには語りに向いた文に直す必要があります。読む時は文の全体が見渡せるけれど、語られた言葉は片端から消えて行きますから、考える順で語られなければいけないし、語りかける口調は、読む文体とはまた違うからです。
ストーリーテラーの方々、もしベヒシュタインに語ってみたいと思われるお話があったら、どうぞ自由に語りの文に直して語って下さるようお願い致しますね。ベヒシュタインが語られるところを思い描くだけでも嬉しくなります。
チカ、色々ありがとう! とても新鮮な、すばらしい体験でした!
2006年3月16日(木)
リアル旅日誌
いよいよ出発が迫って来ました。しばらく更新ができませんが、掲示板にリアル旅日誌を書き込む予定ですので、どうぞよろしくね。掲示板でおしゃべり致しましょう。みなさん、どうぞ来て下さいねぇ。
2006年3月11日(土)
一時帰国
来週の終わりから一ヶ月間、3年ぶりに一時帰国します。
考えて見たら、今まで一時帰国したのは、病気治療のためだけ。日本で大きな手術をすることになり、2年半ウィーンへ戻れなかった時も入れて、合計3回で述べ年数は5年間でした。ですから、当時は旅行もできなかったし、友人たちにもあまり会うことはできませんでした。
だから今回のようにたった1ヶ月で、札幌に行き、関西・東海地方も訪ね、東京の友人・知人たちにも会う、というような大行動の一時帰国は初めてです。今では外から見たら、どこが病気なの?と思うくらい、健康な人となんら変わりません。ここまで元気になれて、日本のあちこちも回れるまでに回復できたのだと思うと本当に感無量!
それでも再生不良性貧血というのは、一生付き合いながらともに生きていく病気ですから、健康管理を上手にしないと疲労でどうしようもなくなったり、熱が出たりします。現状では一番よい状態なのが赤血球数で通常の6割弱。白血球と血小板は両方ともまだ通常の何分の一という状態なので、健常者と比べると、すっと疲れやすく、感染しやすく、感染するとなかなか治りません。その中で元気でいるためには、常にブレーキをかけて、行動量を健常者の2分の1から3分の1に抑える必要があります。
でも、これが難しい。だって当然ながら、私だって、あれもしたい!これもしたい!ってみんなと同じに思うんだもの。だからそれを自分からブレーキをかけて我慢するというのは、やっぱりかなり辛いのだけれど、でもそれをしないと、自分の首を絞めるばかりか、相手の人にも迷惑をかけることになってしまいます。だから結局は、ちゃんと自分の状況を相手にわかってもらうよう努力するのが、他の人にとっても一番いいのだ、とわかりました。気力でカバーしようと必死になって、もっと健康状態を悪くしたり、何も言わないで黙って我慢して、やっぱりもっと健康状態を悪くしたりしたあげくの長年の結論です。
さて、今回は二度目のウィーン移住以来初めて、しかも3年ぶりの一時帰国ですから、本当に会いたい方たちがたくさんいます。でも今回は4週間のうちに、札幌や関西・東海地方訪問もしますので、東京方面の友人・知人たちに会うための時間が残念ながらあまりありません。体力を保ちながら、なるべくたくさんの方に会うためには、場所と時間を上手に組み合わせなくてはなりません。でも相手の方にもご都合があることですし、私には時間の制約があって、まだ時間が合わせられないでいる方々もあります。また近くにならないと都合がわからないという方もいらっしゃるでしょう。
出発前にお約束ができなかった方々、また近くになってからの方がご都合がつけやすい方には、日本に着きましてからお電話を差し上げます。それでどうしても合う時間が見つからなかった場合は、今回は残念ですが、ありがたいことに今はインターネットのおかげで、遠く離れていましても、即時にメールをやりとりすることができますから、その分メールを密にして、今度ゆっくりお会いできる機会を待つことに致したいと存じます。どうぞご理解くださるようお願い致します。
また、ウィーンにいらっしゃるご予定のある方は、どうぞ日程がわかりましたらお知らせください。ゆっくりとおしゃべり致しましょう。お待ちしています。
2006年3月6日(月) ついに合唱団員!
11月から通っていた週1回の合唱講座が先週で終わり、今日パートを決める小さなテストを受けて、晴れて合唱団員になれました! パートはアルト。秋には新団員が参加できる初めてのコンサートがあります。練習は週1〜2回。戦後すぐに設立された伝統あるウィーンの合唱団です。海外公演もあるんですって。これからが楽しみ!歌うのは宗教曲から、シュトラウスやレハールなどのウィーンの曲、シューベルトなどの歌曲、民謡、ジャズっぽいのやゴスペルなんかもあるみたい。さあ、最初の曲は何になるのかな?
2006年3月3日(金)
バースデーケーキ
ブリギッテのデザイン&製作の特製バースデーケーキ
今日は私のバースデー! お雛祭りの日なので、みんなが覚えていてお祝いしてくれる。やっぱり幾つになっても、おめでとう!と言ってもらえるのは嬉しい。今日生んでくれた母に感謝!お誕生日が来て大きくなったのを喜ぶのは、二十歳まで(?)かも知れないけれど、自分がみんなに支えてもらっている、と感じられるのは、いつまで経っても嬉しいものね。
父が70歳の誕生日を迎えた時、まだ小さかった甥が、「おじいちゃん、70歳になったの!? すごいね、すご〜く大きくなったんだね!」って感動して言ったって聞いてすごく気に入ってしまいました。私もかなり大きくなったなあ。
ブリギッテは近所の仲良し家族の家の女の子で、お菓子職人。まだ見習いなんだけれど、とってもセンスがあるし、器用。このケーキは私をイメージ(うっふっふ!)して作ってくれたんですって。で、絶対椿の花!って彼女は思ったそう。日本と椿の花って結びつくのかしら? あ、ひょっとしてヨーロッパにも進出している日本の化粧品会社のシンボルマークだったりして?
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