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2017年 8月17日(木) 50日の入院

 8月ももう後半に入ってしまいました。すっかりすっかりご無沙汰致しました。
退院していくらも経たない6月19日にまた入院してしまい、今度は長引いて、50日を経た9日、やっと退院して来ました。
  朝食の支度をしようとしたら物をつかむことができず、スプーンもナイフも手からすり抜けて床に落ちてしまいます。あれっ?! 左手が全然機能しない! 何が起こったかわからず、すぐ救急車を呼び、パジャマとスリッパのまま、病院行きとなりました。ウィーン大学病院に入れることになり、MRA検査の結果、軽い脳血栓があるのでしばらく入院、と言われ、まさか!と本当に驚きました。

 私は超低血圧なので、高血圧が原因のわけはなく、原因は不明のままですが、実を言うとその一週間ほど前に熱が出たため、漢方の先生との話し合い通り、熱がまだ上がりきらないうちに、ステロイド剤を飲みました。ただし、どのくらい飲んだら適正なのかがわからず、普通は上がり切らないうちに飲むと下がり切らずにまた上がるので、検討した結果、多目に飲むことにしたのですが、どうも多過ぎたようで体温が34℃台まで下がってしまいました。そして最高でも35℃ちょっとという低温の状態が3〜4日続き、その翌朝、脳血栓が起こったわけでした。

低温の怖さというのはほとんど知られていませんが、体温が1℃下がると免疫力が30%落ちるそうです。もちろん血液の流れも悪くなり、PHは7.35以下に落ちて酸性方向に向かい、いわばどろどろの血液になります。こういう状態になると血栓の危険性も出てきます。(『体温を上げると健康になる』斎藤真嗣、サンマーク出版、1400円+税。それを指摘して、健康でいるための方法を易しく解説している、とても素晴らしい本です。40万部売れたと言うのもわかります)。ですから私の場合、低体温が続いたことが原因ではなかったのか、と密かに思っています。

 というわけで、今回はいつものように血液学病棟ではなく、神経学病棟に入院することになりました。入院3日目から1日2回のリハビリが始まり、成果も上がって、3〜4週間後にはこちらはほとんど問題なくなったのですが、1週間目くらいに熱が出てしまったので、ここから重点は熱の原因を探る方へと移りました。あれこれの検査をしましたが、心臓も健康、全身CTでもどこにも炎症はなく、細菌も存在せず、健康とわかりました。
   神経科にいたのですが、神経科では熱のことはわからないので、5週間後に1階上の感染症科へ移されました。ここでさらに熱の原因を探るため、できる限りの検査をしましたが、結局、結果は異常なし。

 ここで初めての体験をしました。感染症科に移って最初の回診で、初めて、「あなたの病気は自己免疫病で、治療にはステロイド剤を服用するという元の形に戻るかもしれません」という言葉を聞きました。
今まではどの病院でも、40年間、ずっとステロイド剤で熱が下がっていることを話しても、ばかばかしい、そんなわけがない!という言葉でおしまいでしたし、その前に入院したハヌシュ病院での検査で、私の熱は細菌性ではないとわかっていたのに、ウィーン大学病院でもすぐに抗生物質を投与されました。
熱が出た場合、それが細菌性の炎症であれば抗生物質の投与は正しい治療法なのですが、ウィーン大病院に限らず、どこの病院でも必ず抗生物質を投与されます。まるで熱は必ず細菌性と思い込んでいるかのようです。

 神経学病棟では、2週間も抗生物質の点滴を続けた後、たったの1週間でまた熱が出ました。私は右肩の下に、点滴や採血をする時の静脈の入り口としてポルト・システムといういわば静脈の入り口へのスイッチが埋め込んであります。静脈がものすごく細く、点滴も採血も全くできないので、小さな手術をして作ったわけですが、たった1週間でまた熱が出たのは、ポルト・システム自体が細菌に侵されているからに違いない、ということになり、ポルト・システムを使うのを3日間休み、その後採血をして細菌培養をすることになりました。それで、その間の採血、点滴の場所を確保するために、首の静脈を切開してこちらにも
静脈への入り口を作らされました。

 そうして細菌培養をした結果、ポルト・システムには細菌は全く存在しないことがわかりました。1週間でまた熱が出てしまったのはむしろ2週間もの抗生物質投与で免疫力がかなり落ちていたことの方が原因なのでは、(あるいはステロイド剤が必要だったのに抗生物質だけを投与したことにも原因があるかもしれませんが)と想像しますが、リウマチ科の先生に聞いたところでは、抗生物質が免疫力を落とすことはない(!)そうです。

 では2009年の入院で抗生物質の大量投与を受け、退院後大量に髪が抜け落ち、それまでは年に3〜4回しか出なかった熱が急に10日から2週間毎に出るようになったため働けなくなり、翻訳者としての職業を諦めざるを得なかった事態が起きたことも単なる偶然だと言うのでしょうか?

  とにかく抗生物質で徹底的に(存在するはずの細菌を)やっつけてしまえばそれでよいという考え方で、抗生物質の投与のし過ぎは一般的にも言われていることですが、投与が身体にどういう影響を与え、どういう結果を生むかと言うことは全く考えていません。医学が細分化し過ぎて、目先の目標にしか目が行かず、人間を一つの全体としてみることができなくなっていると感じます。

  感染症科に来てから熱が出た時、最初は抗生物質にするか、ステロイド剤にするかを決めかねて、普通の解熱鎮痛剤を投与されたため、何日も熱が上がったり下がったりを繰り返しましたが、ついにステロイド剤にすることに決定、25mgを処方されましたが、この量では体温はどんどん下がり、夜中には33.2℃まで落ちて、これでは冷凍人間になっちゃうと、恐怖感を覚えました。また低体温による弊害が出るかもしれなかったからです。

 翌日そのことを訴え、半量にしてよいかと尋ねると、それは多過ぎたね、じゃ、半分にして下さい、ということになりましたが、退院の時の話し合いでは
25mgは多過ぎたので、一日目は10mgにして下さい、ということになりました。私の症状は典型からは全く外れているので、検査結果が出ても、特定がしにくいということもあったようです。感染症科に移ったことで、医師たちの姿勢が他の科とは違い、自己免疫疾患の可能性を考えることができた、と言う事なのかも知れません。

  低体温についても、神経学科の回診の時に、主任医師に聞いてみましたら、「あら、低体温なんて全く何の問題もないわよ。私だって35℃くらいよ。寒かったら何か着ることよ。それだけよ」という答えであきれてしまいました。先に紹介した『体温を上げると…』の著者、斎藤真嗣先生は、国際的に第一線に立つ西洋医学者ですが、人間を一つの全体としてみる視点をしっかりと持っていられます。

  つまり私は入院する度に理不尽な治療を受けて、身体をめちゃくちゃにされ、免疫力は大きく下がり、血液像も悪くなって退院するわけで、こういう人間全体を見ない、現代西洋医学の方向に大きな疑問を持つとともにむしろ憤りを覚えています。

 ただ、最後に感染症科に移ったことについては、結果的に熱の原因はわからなかったにしても、それまでならしない様々な検査ができて、熱が出る以外、他の器官は全て健康という結果が出たのはよかったと思っています。でもそのためには、現在は神経科学病棟にいるけれども、前は感染症学科にいて、熱を下げてはい、おしまい(今まではいつもそうでした)ではなく、熱の原因を調べる様々な検査をするように上司たちに働きかけてくれた若いB先生と、彼の元同僚で現在感染症学科にいる、同じく若いJ先生の大きな努力がありました。お二人の先生にとても感謝しています。

      ********* 日本行きについて *********

  今年は春少し前から体調が悪くなり、さえない年になってしまいました。そのため、計画していた春の日本行きを秋に延ばしたのですが、熱が早く出るようになり、4月上旬、5月上旬、5月下旬から6月初旬とそれぞれ1週間から10日の入院を繰り返したため、しかたなく飛行機、ホテルなど秋の予約も全てキャンセルしたところで、今度は50日も入院。今までの抗生物質投与のし過ぎで、身体の状態がめちゃくちゃに狂ってしまって、どのくらい熱なしで持つのか全く分からない状態になってしまいました。全て最初からやり直しです。そこで、もう来春の予定は決めずに、体調回復の様子を見ながら、いつ行けるのかの判断をすることに致しました。せっかく秋に会うのを楽しみにしていたのに、皆さまには申し訳ないことをしてしまいました。来春には体力が回復できて、皆さまにお会いできるようがんばります。          

 退院から一週間が経ち、ようやく少しずつ体力が回復して来ました。病院からの退院証明書と、血液検査結果を見ると、恐ろしく落ちているので、まずはめちゃくちゃに落ちてしまった免疫力を上げるべく、ファイトケミカルスープ、チアシード、そして大麦若葉の粉(青汁)をせっせと食べ始めたところです。ホームトレーナーでの自転車漕ぎも開始しました。軽いダンベル運動もしています。
何とかして1日も早く、無熱期間を伸ばしたいと思っています。


2017年 6月14日(水) 最初の血液検査結果  

   先週の金曜日(9日)に退院後のチェックのための血液検査に行き、12は検査結果についての話し合いのため、また病院へ行って来ました。白血球、ちょっとは増えたかな?と恐る恐る結果を見ると、かなり元に戻っていて、嬉しいやら、驚くやら!先生はニコニコしていらっしゃいました。パワースープを飲み始めてから血液検査までは3日しかなかったので、その効果はまだ出ているとは思えませんが、腸内細菌を整えたり、大体免疫力を恐ろしく落とす抗生物質をやめたこと自体が、免疫力の回復につながったと言うことも考えられます。採血の日は、抗生物質をやめてから1週間経っていました。豆乳ヨーグルトも善玉菌を増やすのに役立っているはず。また1ヶ月後にチェックのための血液検査に行くことになったので、その時までうんと頑張って、バッチあり免疫力を上げるつもり。

        自然療法の本で、少量の玄米を美味しく炊く方法を発見したので。昨日土鍋を買いに行ったのですが、オーストリアには一人用の土鍋などはありませんから、みなかなり大きかったため、結局エナメルの小さなお鍋を買い、家にある玄米を出してみたら、parboiled と書いてあります。調べてみると、これは、玄米に含まれるビタミン、ミネラルを守るための方法で、最初に熱湯につけ、その後蒸気で、ビタミン、ミネラルを玄米内部にプレスし、一番最後に外側の皮をむいて乾燥させるので、玄米中のビタミン、ミネラルの80%が残るそうです。しかもこれは50ccの玄米に90ccの水で、弱火で水がなくなるまで炊くだけという簡単さ。食べてみてもそれなりにまあまあです。バター少しとお塩に青豆も少し入れて、青豆ご飯にしたら、おいしそう!と思いました。さ、これで、健康食にさらに玄米ご飯が加わりました。どこまで回復できるか、とにかく精一杯やってみるしかありません。今日で無熱2週間くらいです。

    さて、ファイトケミカルスープは、透明な液体でしかも200ccですから、1日に3〜4杯飲むのなんて簡単、と思いましたが、結構お腹がくちくなることに気づきました。今までとは献立を変えないとダメそう。


2017年 6月9日(金)
 戦闘開始しました!  

  野菜スープは早速翌日の6日から始め、抗生物質で殺されてしまった腸内細菌を再構築するため、早速退院した日から、腸内細菌のカプセルを飲み始め、さらに入院中、中断していたチアシードも早速退院の翌日から食べ始めて戦闘開始。チアシードは、バナナ1本、りんご半個、豆乳ヨーグルト100gと牛乳150ccくらいにラム酒を加えて、一緒に食べます。これが私の朝食。お昼と晩にスープを飲みます。とにかく身体が頑張ってくれるのを祈るばかりです。

  その前日、8日には漢方の先生の診察に行き、もう入院しないで済むための方策を話し合いました。熱がすごいスピードで上がってしまうようになったので、熱が出たら上がるのを待たず、すぐにステロイド剤を飲む、それでまた熱が上がってしまうのなら、2度でも3度でもステロイド剤を飲む。その方が、結果的には入院して抗生物質を何日も投与するより、身体の負担は少ないから、ということになりました。

  もう一つ、低体温の問題があります。既に入院中から兆候は現れていたのですが、何と体温が34度台に落ちてしまったのです!1℃体温が落ちると免疫力が30%落ちるそうです。でも1℃体温を上げると、免疫力は何と500〜600%上がるそうです!35℃台だとガンやその他の病気が大喜びではびこると言いますが、私の場合それどころじゃないので、抗生物質のストレスによる体温低下をできるだけ早く何とかするために、せっせとホームトレーナーでの自転車漕ぎや少しだけれどダンベル運動に励みます。体温を上げるには、運動をし、筋肉をつけて血流をよくすること、またお風呂で温まるなどして、毎日一度体温を1℃上げるようにすることなどが大切なのだそうなので。

  とにかく今は恐ろしい状態なので、何とかしてここから抜け出したいと思います。どうか皆さんも応援をお願いします!


   2017年 6月5日(月)
 免疫力を上げるには?

  ここまで免疫力が落ちると、熱が出る前に何とか少し耐える力をつけることが緊急の課題になります。どうしたらよいかと話していたら、連れ合いが、「僕、野菜と鶏肉のスープを作ろうか? あれは力がつくよ」と提案をしてくれました。その途端に…「あ、そうだ!大分前、ファイトケミカルスープっていう、すごく身体にいいスープを毎日作って飲んでいたじゃない!あれ、どうして止めちゃったんだろう?」と思い出して、急いで本箱のところに行ったら、お料理本のところにちゃんと収まっていました。ファイトというのはギリシア語で植物という意味で、植物が、例えば紫外線により発生する活性酸素や、害虫などの危害から自分自身の身を守るために、自ら作り出す成分で、植物しか作ることができないので、我々動物は、植物をたべることによってしかファイトケミカルを取ることができないのだそうです。

  免疫と食事の関係の研究の中で発見された成分で、野菜をスープにして飲むと、生をジュースにした時に比べて、抗酸化作用が数百倍になるのだそう!また発がん物質に対抗し、免疫細胞を活性化させる働きがあり、さらに免疫細胞の数を増やし、働きを強化したり、免疫のバランスを整えてくれるという優れものです。

  研究の中で「免疫栄養学」という新分野を打ち立てた高橋弘先生は、4つの野菜を煮るだけ、という簡単で長続きのするファイトケミカルスープを考案、治療の補助として患者に積極的に薦めて成果を上げています。

  作り方は: キャベツ、玉ねぎ、ニンジン、かぼちゃを100gずつ用意、食べやすい大きさに切り、鍋に野菜が隠れるくらいの水(約1リットル)を入れ、まずは強火で、そして沸騰したら火を弱めてふたをしたまま、20分ほど煮る、これで出来上がりです。日本全国、どこでも売っているし、1年中手に入るし、比較的安価なのが特徴。野菜は最もファイトケミカルが多く含まれている部分を活用するために、皮ごと使います。また食塩や調味料などの味付けは原則として一切使いません。野菜のうまみが滲み出たシンプルな味なので飽きが来ず、長続きします。もちろん他の野菜を入れるのもOKです。たくさん作って小分けにし、冷凍しておくと便利です。まず先にスープを飲み、それから野菜を食べること。

  実際の効果例: 抗がん剤の副作用などで白血球が減少している患者さん6人に2週間、毎日200mlずつ、1日3回飲んでもらったところ、全員の白血球が増え、その増加率は平均で43%だったそうです。まさに私のためにあるようなスープではありませんか! 明日から連れ合いがこの野菜スープを作ってくれるそうなので、すごく楽しみです!

  高橋先生は、このスープを治療に併用すると、薬だけでは望めない、目覚しい効果が得られるので、「ファイトケミカルスープ」と呼んで、治療の重要な柱にしているそうです。まず、便通がよくなり、疲れにくくなり、風邪も引かなくなります。さらにメタボ、高血圧、糖尿病、脂肪肝、肝炎、がんなど、様々な病気に効果を上げているそうです。

  体調の悪い方、作り方も簡単で、こんなに素晴らしい効果があるのですから、ぜひ試されてみて下さい!

「ハーバード大学式『野菜スープ』で、やせる!若返る!病気が治る!」監修 高橋弘、マキノ出版ムック、780円

 

2017年 6月3日(土) またまた入院!

  またしばらくご無沙汰してしまいました。その間何をしていたかと申しますと、何とまた入院していました!昨日退院して来たところです。この春から体調が余り思わしくなく、4月上旬、5月上旬、5月下旬と三度も続けて入院してしまいました。その度に抗生物質の治療です。このところは熱がすぐに上がってしまうのが問題です。今回は熱が出始めたと思ったら、すぐに39℃を越えてしまい、連れ合いが「これじゃあ、病院に行かなくちゃダメだ」と言っているのを二度聞いた覚えはあるのですが、その後気がついた時には病院のベッドにいましたから、その間は意識がなかったようです。

 5月24日の夜明け頃入院し、2度赤血球の輸血をするのと同時に、また抗生物質での治療が始まりました。抗生物質は、免疫力を猛烈に落とします。検査結果を見ると、抗生物質の治療を始めてからたったの6日間で、白血球が半分以下に減ってしまっていたので、非常に驚きました。その結果、非常に感染しやすくなり、感染するとまた抗生物質の治療をするわけですから、悪循環もいいところです。

 免疫力が猛烈に落ちるので、熱が早く上がってしまうようになってしまったのかも知れず、またまた入院ということにならないためには、早く免疫力を上げる必要がありますから、その方法を漢方および病院の先生とよく話し合わないといけません。

 ただ5月上旬の時と比べると、全く同じ2種類の抗生物質を使っていましたが、先回気持ち悪くなってしまった方の1種類は、量が3分の2に減らしてあって、上旬は7日間で、合計4.2リットルでしたが、下旬から6月初めの今回は、8日間で合計3.2リットルと、1リットル減っていたので、身体は少し楽でした。それにしても抗生物質の投与が身体を非常に疲労させるというのは、今回も実感しました。まずはよく休んで疲労回復を図り、その後は食事や適度な運動で、免疫力を上げるべく、しっかり取り組んでいかなくては、と思っています。

 

2017年 5月16日(火) また入院!

  4月に余りの高熱で入院してしまったことから、熱の最初の段階で何かの手を打つことはできないものだろうか、と考えて、病院の血液内科の先生に相談したところ、熱が出て来た段階で抗生物質を飲んでみる方法はある、でもその場合はすぐその翌日に外来に来ないといけないよ、ということで、抗生物質と解熱鎮痛剤を処方してもらい、一度それを試してみることにしました。今までは自己免疫病であるという前提で、熱が上がった時点でステロイド剤を飲み、下げるという方法を取ってきたわけですが、その診断を受けた40年前からは医学も進歩しているし、別の道が見つかるかもしれない、試してみる価値はあるのでは、と思ったわけです。

 今回の熱は前の熱が下がってから25日目で、無熱期間は6日間伸びましたが、4月30日に熱が出始めたので、まず解熱鎮痛剤を飲みました。それで下がりそうな気配だったので、抗生物質はまだ飲まず、翌日約束通り、外来に行きましたが、まずいことに病院で待っている間に熱が上がり、39℃を超えてしまったため、そのまま入院することになりました。

 さて、どんな治療をするかと思ったら、今回はステロイド剤は全く使わず、抗生物質だけ。何人か、自己免疫病の可能性もある、と言った先生もいたのですが、治療法の決定をした先生は抗生物質派でした。

 1日に入院し、9日に退院はしてきたのですが、そのため、2日から丸1週間、毎日1リットルもの抗生物質の点滴をされることになりました。1つは私に合わず、後で吐いてしまったので、ゆっくり落とすことになったため、3時間もかかって、寝るのがいつも夜中の12時半過ぎになってしまい、6時には検温で起こされるので、常時睡眠不足、さらに抗生物質の影響で、一日中疲労感が続き、身体が熱くなったり、
寒気がしたりと気分が悪く、今まで何回か抗生物質の投与は受けたことはありますが、こんなに辛かったのは初めてでした。吐いてしまうなら、別の抗生物質に変える手もあったのではないかと思うのですが、どうしてもその抗生物質でなくてはいけなかったのでしょうか?

  退院してから5日間位も、身体が熱くなったかと思うと、寒気がし、疲労感に付きまとわれるという日々が続きました。しかも治療中に細菌の培養を含むたくさんの検査をしてわかったことは、細菌は何も育たなかった、つまり熱の原因は細菌ではなかった、ということだけでした。じゃあ、何だったの?こんな思いをして挙句にわかったのはこれだけなの?というのが、正直な気持ちでした。

 しかも退院の日には、病棟の看護婦さんが、4月に作った血管へのつなぎ口の手術の抜糸がちゃんとできていないのを発見! 2針分の糸が残ったままなのを見つけたのです!ピンセットで取ろうとしましたが、もう手術から1ヶ月以上も経っているので、しっかり肉に食い込んでしまっていて、できないことがわかり、結局、緊急で軽い麻酔をかけ、
切り取ることになりました。一人の先生が手術をし、もう一人の先生が、「ちょっと痛いから、しっかり手を握っているといいよ」と言って、手を握っていてくれました。

  4月に抜糸したのは、外科の外来だったのですが、もし看護婦さんが発見してくれなかったらどうなっていただろうと思うと、ぞっとしました。外科外来、かなりのマイナス点です。

  これからはもう入院しなくて済むように、漢方の先生ともよく相談しなくては、と思います。西洋医学と漢方医学はお互い得意な分野で協力すればいいのに、今の所はかなり対立している部分もあり、上手に治療を受けるのは、なかなか難しいです。

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  なんとも残念だったのは、5月6日から14日まで、友人が日本から来ていて、我が家に泊まっていたのに、一緒にどこかへ出掛けられなかったことでした。それで代わりに連れ合いが彼女をあちこち連れて行ってくれましたが、私だって一緒に地下の湖や、修復したばかりの美しいバロックのお城、見に行きたかったのに!

  私は家で彼女とあれこれおしゃべりするくらいしかできなくて、とても残念でした。滞在最後の日の13日には、私も大分元気になって来たので、せめてものありがとうの気持ちを託して、二人を炊き込みご飯、レタスサラダに鶏の唐揚げ、そしてじゃがいもとワカメのお澄ましを作り、晩御飯に招待しました。ワインで乾杯し、おしゃべりも弾み、食事も喜んでもらえて楽しい晩になりました。

 今度の時は、絶対一緒にあちこち出掛けるゾ!

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