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更新日誌


 2006年10月29日(日) 合唱団創立60周年記念コンサート

  私は指揮者とピアノの間の二列目。  

   8月末から練習に励んできた合唱団の創立60周年記念コンサートの日が、ついにやって来た。昨日は、コンツェルトハウスのモーツァルトホールに午後2時に集まり、ゲネプロ(総稽古)。今日は午後5時に集合。別のホールで少し歌って、ウォーミングアップをしてから、着替える。女性は濃紺、半袖のロングドレスに虹色のスカーフを首周りにふわっとかける。男性はグレーのスーツに白のワイシャツ、虹色の蝶ネクタイ。参加団員は約60人。私にとっては団員として初めてのコンサートだ。

  680人収容のモーツァルトホールは、ほぼ埋まっている。白と、抑えたスティールブルーを基調に金で模様をかたどった、クラシックで落ち着いた雰囲気の美しいホールだ。舞台の後ろのステンドグラスのような飾り窓も全体を引き立てている。こじんまりとして客席も近く、親しみが持てる雰囲気。

  6時半。いよいよ開演。皆で出るのでドキドキはしなかったけれど、舞台へ出る瞬間、身が引き締まる思いがした。
  前半は、第二次大戦の瓦礫の中からEUの時代へと進んで来た歴史に思いを馳せて、「ヨーロッパ民族を歌で結ぶ」がテーマ。その第一曲は、まずオーストリアの歌から。今年できた児童合唱団と、合唱団の卒業生から成る卒業生合唱団も加わって、参加団員全員で歌う。トランペットのファンファーレも入った。

  その後、前半いっぱい私たちがヨーロッパ各国の曲を歌った。例えば、シューマンの「流浪の民」、エルガーの「子守唄」、ラヴェルの「パヴァーヌ」など。中にはラトヴィア語だけで歌った歌、ドイツ語とチェコ語の両方で歌った歌もあった。でも何しろウィーンには色々な国の人が集まっているので、団員の中にも、両国語を母国語とする人がいて、彼らに教えてもらって、発音の練習もしたのだ。

  後半は、5〜12歳くらいの子どもたち、20人ほどの児童合唱団が、合唱団創立者作曲の「ひな菊と蝶々」を、その後卒業生合唱団が「アンネンポルカ」と「シュペールポルカ」を歌った。卒業生の中には、合唱団創立時からいる人も何人もいると聞いてびっくり! 60年よ! 長いこと歌っているので、楽譜もなしで、みんな暗譜で歌ったので、さすが!ともう一度びっくり。正しい呼吸で声を出すのは身体によいし、それに歌う喜びでβエンドルフィンが出るからかしら、みんな溌剌として、すてきだった。子どもたちはとても可愛らしかったし、5番くらいまである歌詞を全部暗譜で歌った。アップテンポで明るく、愛らしい歌だ。

  その後、また私たちの出番。合唱団の60年の歴史を辿って、歴代の指導者&指揮者も出て、何曲かずつ歌ったので、練習も何回も一緒にしたのだけれど、アマの合唱団なのに、現在も含めて歴代の指導者は作曲家で音大の先生などすごく優秀な素晴らしい人ばかりで、しかもとても熱心に歌う喜びを伝えてくれた。そのおかげでここまで質を上げられたんだなあ、と指導力の大きさに感心。しかもとても気さくで、指導も上手で、楽しく練習できた。全部で12曲はそれでもかなり大変だったけれどね。

  さて最後はもう一度団員全員で、合唱団創立者作曲の「大好き、私のウィーン」を歌った。聞けばこれは「合唱団の歌」の地位を占めている曲で、とても耳に残るすてきなメロディーなので、私ももうほとんど暗譜してしまったくらい。お客様たちには、合唱団のお誕生日なので、ありがとうの気持ちを込めて、一人一人にモーツァルトクーゲルを2つずつと「大好き、私のウィーン」と「ひな菊と蝶々」の楽譜をリボンで結んで入り口で配った。練習に早く行って、みんなでチョコを袋に入れたり、楽譜を丸めたり、チョコと一緒にリボンで結んだり、700個こしらえたのだ。これはとても喜んでもらえたみたいで、私たちも嬉しかった。

  心配していた結果は大成功! 私はまだ超新人なので、全体の質を下げないように密やかに歌ったんだけれど、たくさんの人たちから「とてもよかったよ!」と言ってもらえて、当然私も嬉しい! 前指導者からもわざわざ合唱団に、とてもよく歌ってくれた、おめでとう、私もとても嬉しい、と電話があったそうだ。舞台でもニコニコして、すごくよかったよ!と言ってくれたのだけれど、わざわざ電話までしてくれたなんて、ほんとうに嬉しい。

  それにしても舞台の上って照明で暑いのねえ! 歌っていると汗が流れてきて困った。それに1時間ぶっつづけで(休憩挟んで合計2時間近く)立って歌っていたら、しびれて棒になった足に、重くなった上半身が少しずつめり込んで行くみたいな感じがした。ただ立っているだけで、楽そうに見えるけれど実は相当に疲れることなんだ、と初めてわかった。ドイツ語に、長い間立っていることを、「足がお腹にめり込んでしまうくらい、長い間立(って待)つ」という表現があるんだけれど、ああっ、まさにこれだ! なんとリアリティーのある表現!と大感心してしまった次第。

  さて、コンサートの後は、近くのビアホールで、来てくれた人たちも交えて、打ち上げ! 私はビールは好きではないので、ワインを頼んだけれど、乾杯!の後のワインのおいしかったこと! みなさん、応援ありがとうございました!

(*ふ〜ん、合唱団ではどんな人たちが、どんな風にして過ごしているのかな?と興味を持って下さった方は、どうぞこちらへ!)

 

2006年10月20日(金)〜22日(日)ベルリン研修
                          
ベルリン、秋のシュプレー河畔    

   
20日の朝、5時起きしてベルリンへ飛んだ。目的は翌21日(土)の、翻訳支援ソフト使い方研修。それなのにそんなに朝早くウィーンを出たのは、安い飛行機は朝早いか、夜遅いかしかなかったから。空港から鉄道の駅へ出て、翌日のハンブルク行きの切符を買ってから宿へ行ったのに、それでも11時に着いてしまった。運良くもう部屋に入れたのはよかったけれど、その日のベルリンは気温10℃、雨で、それでも部屋は暖房なし。部屋自体はコンパクトだけれど、趣味のよい内装でいい感じ。

  食欲もなかったので、宿の軽食レストランで、グラーシュスープとパンでお昼を済ませ、しばらく部屋で横になって休んでから、夕食が食べられるレストランを探しがてら、近くを少し探検。地図を見ると、大きな庭園のあるシャルロッテンブルク城に歩いて10分くらいで行けるのだけれど、疲れているし、雨だし、寒いし、見学をする気はまるで起こらないので、もっと近くにあるシュプレー川の岸辺まで行ってみることに決めて出発。

   ベルリンでは、道路はやたらとだだっ広く、建物はやたらと大きく、地下道は落書きが目立った。宿もツォー駅から近いかなり中心地にあるのに、あたりにはショッピング通り、飲食店が集まった地区などがなくて、親しみが湧かない佇まいだったので、河畔に来て、とてもホッとした。川の向こう岸は大きな公園になっているらしくて、緑の間に黄色や赤に染まった木々が美しい姿を覗かせている。河畔を歩いている間に遊覧船が通って行った。

   あとは宿に戻って、寒いのでベッドに潜り込み、本を読んで過ごし、夕食は
散歩の時と反対方向へ行ったら、たまたま「すしレストラン」を見つけたので、入った。内装もなかなか雰囲気出ていたし、味もおいしく、お店の人もとても感じよくて大満足。女主人はきれいで、しかもとても愛らしいタイ女性だった。定食に緑茶がついていたので、「今から飲むと眠れなくなるから、緑茶はいりません」、と言ったら、「じゃあ、生姜茶にしましょうか?」と言って替えてくれた。

  この日はとても疲れていたし、翌日以降のエネルギーも貯めておかなくてはいけないので9時に就寝。この宿は寒かった以外、応対は親切で感じよかったし、ビュッフェ式朝食も種類が豊富で、とても気持ちよく過ごせた。

    
  ベルリン工科大学          大学近くの通りにあった建物全面広告
 (研修はここの1室を借りて行なわれました)

 21日(土)はいよいよ研修の日。うまい具合に宿から地下鉄でたった二駅だった。研修はベルリン工科大学の6階の一室を借りて行なわれ、受講者数はパソコンの台数から25人限定。
  この翻訳支援ソフトは、自分のした翻訳を、整理していつでも呼び出せる形で保存しておいてくれ、次に似たような文が出てくると、あなたはこの前はこういう風に訳しましたよ、と教えてくれるので、この表現にはこの訳語、と定訳を使わなければいけない時にはとてもありがたい。自分だけの専門用語辞書をつくることもできる。同じソフトを持った人とのデータのやり取り、共有もできるので、協同で翻訳をする時などもとても便利。
  今回は初級者用だったので、これはどんなソフトか、から始まって、テキストの分類設定の仕方、ワードを使っての実際の進め方などを習った。今まであやふやだったこともわかって、収穫大。講師の説明もとてもわかりやすかった。

  ベルリンは何でもやたら大きくて慣れるのに時間がかかる、とは、ミュンヒェン出身のドイツ人も言っていたので、この街の特殊な歴史的性格と密接な関係があるのだと思われる。う〜ん、もっと古い建物もあるわけだから、プロイセンの性格とも関係あるんだろうな。地下鉄は、できたのが早いらしく、車両はかなり古く、また狭くて、窓に平行した両側の長椅子に座ると、反対側に座っている人と膝がぶつかってしまいそう。天井も低い。街の将来がわからなかったので、投資もしなかったのだろう。これからはこういう所も変わっていくんだろうな。

  ベルリンの街の佇まいは好きにはなれなかったけれど、ベルリンの人は概してとても親切だった。地図を持って道に立っていたら、「何かお手伝いできることがありますか?」ってわざわざ聞いてくれたり、電車の中で二度尋ねた人に降りる時にお礼を言ったら、満面にそれはそれはすてきな笑みを浮かべてくれたり、あちこちで嬉しい思いをした。面白かったのは、宿の近くの地下道にいたら、「シャルロッテンブルク区役所は、どちらの出口から出たらいいんでしょう?」って私に聞いた人がいたこと。「ごめんなさい、私もここに来たの初めてだからわからないんです」って答えたんだけれど、後ですぐ近くに目立つ塔があったので行ってみたら、そこがシャルロッテンブルク区役所だった。アールヌーボー様式を取り入れたなかなか美しい建物。1920年に完成したのだそうで、シャルロッテンブルクは当時のプロイセンの中で、一番富裕な市だったのだそうだ。
       

           
       
シャルロッテンブルク区役所のアールヌーボー様式の装飾 

さて、研修が終わるとすぐに飛び出て、地下鉄でベルリン中央駅へ。研修がちょっと延びたので、特急に乗れるかどうか気が気でなかったけれど、場所もうまくわかったし、その辺を眺めたり、ちょっと食べ物も買う余裕もあった。中央駅はまだできて数ヶ月しかたっていない超近代的で巨大な駅で、もとは単に近郊列車の1駅に過ぎなかったのを大改造した。だからベルリンっ子もまだよくわからないらしくて、案内サービス係の人たちがあちこちに立っていた。

 無事IC (Inter City、ヨーロッパ各都市を結ぶ列車)に乗り、ハンブルク中央駅、そこからさらに近郊電車に乗り換えて、合計およそ2時間半。近郊電車に乗り換える時、駅でちょっと迷って一台分(10分)遅れてしまったけれど、友人夫妻は駅で待っていてくれた。おいしいタイ風カレーを作っておいてくれたので、9時半頃から晩御飯、再会を祝してかんぱ〜い! 12時半頃までおしゃべりした。今年の春、私と友人との一時帰国の時期がちょうど少し重なったので、3月21日に東京の居酒屋で共通の友人たちと一緒に会ったのが最後。
 今回も合計7、8時間しか会えないのだけれど、何しろ同じヨーロッパといってもハンブルクとウィーンでは北と南に大分離れているので、そう簡単には会えない。だから7、8時間でもかなり大きいのだ。せっかくベルリンまで来たんだもの、やっぱりハンブルクまで足伸ばさなくちゃもったいない。
 大学時代の友人である彼女もやはり翻訳者。私は随分彼女にお世話になっている。 

 友人の家から公園へ向かう道

  22日(日)は目が覚めるまでゆっくりする約束で、9時半頃朝食。おしゃべりしながらゆっくり食べていると、嬉しいことにお日様が出て来たので、せっかくだからちょっと近くを散歩しよう、ということに。周囲は幾つも公園がある緑の多い地域。でも交通の便があまりよくないので、彼らは街の中心に近いところについ最近家を買った。暮までには内装を整えて、引っ越せるかな、というところだそうだ。新居からは彼女は、事務所まで1駅、彼も通勤時間が30分短くなるそうだ。ちなみに彼の今の通勤時間は1時間15分。新居は川辺で景色もよいそうだ。
  で、もう一度、昨晩は列車の中で食事をしてきたので、余り食べられなかったカレーをごちそうになり、ちょっとゆっくりしていたら、もう出掛ける時間!彼女はこれから事務所に用があるというので、一緒にハンブルク中央駅まで行ってくれることになった。短いけれど楽しかった滞在のお礼を言って、彼とお別れ。

 ところがバスが来ない!10分遅れてやっと来た。でもこれでは次の電車に間に合わない。それに間に合わないと、ベルリン行き特急に間に合わない!まあ、一台余裕を取ってあるので、その後の特急でもどうにか大丈夫だから、落ち着いて。電車も10分くらい遅れて来た。中央駅に着いたら友人が、特急のホームまで連れて行ってくれた。見ると、特急も遅れている! つまり最初に予定していた特急に乗れることなったのだ! ああ、よかった、これなら飛行機は絶対大丈夫!
  特急(ICE Inter City Express、ヨーロッパ都市間特急列車)は15分くらい遅れて発車。今度は空港に近道をするため、ベルリン中央駅の一つ前の駅で降りる。ここまでで遅れは25分。ツォー駅までは同じホームから出る鈍行に乗る方が近郊電車に乗るより、6分早いはずだが、これだけ遅れている特急と同じ線路を走る鈍行もやはり遅れるはずだから、別の線路を走る近郊電車を使うことにする。約20分後、無事ツォー駅に着いた。来た時に空港行きの特急バスの乗り場を調べておいたので、まっすぐバスターミナルの乗り場へ。後3分でバスが来ると書いてある。ああ、よかった!これで、十分余裕を持って空港に着ける!

 テーゲル空港にはちょうど出発2時間前の午後6時に着いた。予定通りだと2時間半前に着くはずだった。初めての空港なので、迷うことを考えて余裕を取ったのだ。で、急いでカウンターを探してチェックインしようとすると、「あ、この飛行機はまだです。早過ぎます。ご搭乗の飛行機の名前が出たら、チェックインができます。あと30分はたっぷりあります」だって! な〜んだ、もう! でもよく考えると、次の特急に乗ったとして、遅れが同じだったとすると、出発1時間前に着くことになる。でももっと遅れたら、乗れたかどうだか怪しかったわけだから、やっぱりよかったんだ、今着いて。というわけで、カフェ・レストランで30分ほど休んで、無事チェックイン。スムーズに行って、待ったのは15分くらい。

  さて飛行機は定刻通り離陸、21時10分、予定より10分早くウィーンに到着した。ベルリン滞在中から、なんだかいやに寒いし、胃の調子がよくなくて余り食欲がないので、ちょっと変だな、とは思っていた。後半ではあれ? 何か微熱が出ているかも、という気もしていた。家で急いで体温を測ったら、あらあ、38,4℃!
こんなだとは思わなかった! あんなに気をつけて、ベルリンでは9時に寝たのになあ。やはり5時起きの疲れがたたったのかしら。起きた時は5時起きにしては比較的爽やかな気分だったのになあ。う〜ん、やっぱり5時起きをしてはいけないってことね。まあ、寒さも重なったし、とんぼ返りの5時間の旅も、その時は疲れた〜、っていう感じは全くなかったのに、まあ全体としては、やっぱりきつ過ぎたってことなのかしらねえ。あの列車に間に合うか、間に合わないかのハラハラドキドキも神経にはよくなかったね、きっと。最近は随分元気になって来たなあ、と思ってたのに、「調子に乗るなよ!」っていうサインと思え、ってことかな。

  早速緊急体制を敷いて、水をたくさん飲み、即ベッドへ。翌朝副腎皮質ホルモン剤を飲む。で、また眠る。お昼過ぎにはとりあえず熱は下がった。でも今日合唱の練習は無理なので休む。夕方また少し上がってきたので、朝の半量の薬を飲む。その晩もよく眠り、翌日火曜日(24日)も寝ていると午後には大分力がついて来た。さて、今日はイタリア語の日だ。う〜ん、行ってもいいか、やっぱり休むべきか? ま、試しに今日の予習をしてみよう。と、ベッドに転がりながら勉強。すると、あらまあ結構大丈夫みたい! 少し休んで、シャワーを浴びて、支度をしてみる。電車に乗るなら、絶対今日は休むけれど、何しろ歩いて3分。どうにか大丈夫と判断して、出掛けた。また楽しかったし、帰って来ても元気。熱は出たけれど、でも回復が前よりずっと早くなったことに気づく。それなら、大きく見ればやっぱり体力はついてきていることになる。

  というわけで、25日(水)のコンサート前の最後の合唱練習にも無事行くことができました。めでたし、めでたし。

2006年10月16日(月)サフィア」特別寄稿と新しいリンク
   
掲示板の方にはすでにお知らせしましたが、何とも嬉しいことに「サフィア」の読者から素晴らしい書評をお送り頂きました! そこでご本人にお願いしてご了解を得、HPに掲載させて頂きましたので、お知らせ致します。どうぞこちらをクリックしてご覧くださ〜い!
   
   もう一つお知らせ。
リンク集に、「音楽工房 ねこの手堂」を追加しました。ピアノとさださんと猫とホルンの大好きなふいづさんのサイトです。彼女の物事の柔らかくてあったかい受け止め方が私は大好き!どうぞお訪ねください。サイト名をクリックしてくださいね!
  

2006年10月7日(土)〜8日(日)合唱練習合宿

  週末、合唱練習合宿に行って来ました。
  往復は団員の車に分乗して、ガソリン代を分担という方法。それで私の場合はウィーンの中心を超え、ドナウも越えて向こう側の地下鉄の駅の駐車場に8時15分に集合。うちからそこまで約45分。というわけで、私としてはがんばって超早起きをしました。

  で、行き先はウィーンのそばのハイリゲンクロイツだと思っていたら、180km
離れた隣りのブルゲンランド州、それもハンガリーの国境まで2kmという全然別のハイリゲンクロイツでした。名前が名前だけに、ハイリゲンクロイツ(聖なる十字架)って、あちこちにあるみたい。
  ウィーンのそばのハイリゲンクロイツ(車で45分くらい)には大きな修道院があって、そこにはもう行ったことがあるので、カメラは持って行きませんでした。そしたらこっちのハイリゲンクロイツは、とうもろこし畑となだらかな丘の続く小さな美しい村でした。素晴らしいお天気だったので、緑の丘の上の小さな教会とその後ろに広がる真っ青な空、そしてとうもろこし畑の美しかったこと!土曜のお昼休みと、私としては珍しく日曜の朝、練習が始まる前、近くの自然の中を散歩して来ました。ああ、写真撮ってみんなにも見せてあげたかったなあ〜。

  合宿では集中して練習できたし、他の団員たちとただ練習で会っている時より、あれこれおしゃべりして色々なことを知って親しくなれたし、よい経験になりました。参加者は全部で50人くらい。それに食事もおいしかったし。ちなみに献立は、土曜のお昼は、クレープ入りコンソメスープ、牛肉の揚げ玉ねぎ添えまたは魚のフライに野菜サラダ、おやつにはチョコレートケーキ、晩はピザまたはラザーニャ。日曜の朝はごく一般的な、プチパン、薄切りパンに、ソーセージ、チーズ、ジャムとコーヒーかお茶。でもこのパンは全然おいしくなかった。あ、シリアルもありました。そしてお昼はレバー団子入りスープ、ウィンナシュニッツェルか鶏肉と野菜のバーベキューに野菜サラダ。
  
  さて帰りは、金曜の夜の遅寝に始まって、早起き、遅寝、早起きと続いたので、帰りの車の中では眠くて眠くて、眠ってしまわないようにするのに必死。その晩はもう何をする気もなく、10時に寝てしまいました。で、月曜日、目が覚めたら、9時!ということは11時間も眠り続けてしまったわけで、じぶんでもびっくり!疲れていたのねえ。
 
  うちで少しずつパート練習をしているのだけれど、難しい曲もたくさんあって、大変。それに、かなり不協和音が入る曲もあるので、なんとか自分のパートだけ覚えても他のパートとあわせると、すごく間違っているように聞こえてしまって、正しい音がわからなくなってしまったりするので、とにかくコンサートまでには正しい音が一人で出せるようになる、というのが目標。私にとっては12曲全てが新曲なので、そこまで行ければすごい、と思っているところ。

 

2006年10月3日(火) イタリア語コース始まる!
   
いよいよ10月に入り、ウィーン市民大学(市営カルチャーセンター)のイタリア語講座が始まった。初級クラスは10人くらい。ちょうどいい人数だ。先生はイタリア人の男性。ドイツ語はすごく上手なのだけれど、ものすごいイタリア語なまりで、どんな単語の後ろにも母音がくっつく。たとえば...nだと、....neになっちゃう。で、しっかり耳を澄まさないと聞き取れない。でもとっても感じのいい先生で、今日は第1回目なので、ちょっとした自己紹介と、イタリア語のごく簡単な歴史、発音の基礎、男性名詞、女性名詞の定冠詞の単数形・複数形を勉強。ちょっと聞くと面白くなさそうな内容なのに、なんだかとても楽しかった。来週から教科書に入る。

 それに「あなたは3ヶ国語で考えながら習うのだから大変ですね。でも大丈夫ですよ」なんて言ってくれたりもした。ドイツ語が母語でないのはこのクラスでは私だけなんだけれど、さてこれからどんな風に展開していくか楽しみ!

  それにしても教室が家から歩いて3分ていうのは、何て楽なのかしら!

2006年9月24日(日) 「おばばの夏」のウィーンの森

  
   
夏の名残を自然の中で楽しむ親子連れ

「おばばの夏」は昨年も話題になったけれど、秋になってから、必ず一度、まるで夏の終わりのような、気持ちよく暖かい日が続く数日があって、この時期は「おばばの夏」と呼ばれている。なぜ「おばば」なのかはよくわからないけれど、おばばが情熱の最後の残り火を燃やしているのかなぁ、というのは私の想像。
 さて今日は前日の天気予報によれば、最後の気持ちよく暖かい日曜日。週明けからは、気温も下がり、雨が続くので、日曜日は外で思い切り夏の名残を楽しんでくださ〜い、ということだった。
 で確かに本当に気持ちよく晴れた日になったので、ウィーンの森へ出掛けた。今日はヴィルヘルミーネの丘ではなくて、少し遠出をして、雄大なウィーンの街&ドナウ河一帯の景色を楽しめるので有名なカーレンベルクとレオポルドベルクへ。
 ウィーンの森一帯にはたくさんのハイキングコースが整備されているのだけれど、今日はいるいる、たくさんの家族連れが森を歩いたり、展望台からウィーンの眺めを楽しんだり、レストランで食事とおしゃべりを楽しんだり。また、写真がきれいに取れなかったのが残念だけれど、森のところどころにパッと開ける広い草原でお弁当を食べたり、遊んだり。そうそう、サイクリングを楽しんでいる人たちもたくさんいた。私も食事をして、森を少し歩いて、それからお茶を飲んでおしゃべりして、楽しい気分転換をした。
 ウィーンの森って、本当に市民に愛される憩いの場なんだなあ、としみじみ実感。街の中心からたったの30分で森林浴が楽しめ、ハイキングもできちゃうというのは、とても貴重だ。

2006年9月21日(木)創立60周年記念コンサートに向けて練習開始!
  
夏休み前に団員になった合唱団の方は、夏休みが終わり、いよいよ秋のコンサート(10月29日、コンツェルトハウス、モーツァルトホール、合唱団創立60周年記念)に向けて8月末から練習が始まりました。私たち新団員はこれが初めて参加できるコンサート!団員たちは、みんな、初見で歌詞つけていっぺんに歌えてしまうのでさすがすごいなあ、と感心! 

  私はもう長いこと歌ってもいなかったし、ピアノも何年も弾いてなかったので、もうまるで歌えなくて、自分でも嫌になるくらい! 隣の人の音に合わせてようやく付いていってるだけだったため、これじゃ家で秘密練習しなくちゃダメだぞ、と実感。最初は友人にもらった小さなキイボードで、それから思いがけなくも突然ピアノが我が家に来てからはピアノで少しずつ練習。

何しろ新しい曲ばかり12曲も覚えなくちゃならないし、それもラヴェル、ヨーゼフ・シュトラウス、ハイドン、シベリウスなど、覚えるのが大変な曲ばかり。でもいい曲ばっかりよ〜。あとコンサートまで5週間だから、週2回ちゃんと練習に行ってもたったの10回。それから10月初めの週末練習合宿にも行って、ともかく少しでも先輩団員に近づくべく、合唱に猛烈エネルギーを注がないとね、というわけで、ここしばらくは合唱に捧げる日々を過ごすことに。でも最近、ほんの少し、ただ冷や汗かくだけじゃなくて、響きも楽しめるようになって来たので、シメシメ。ピアノでもっとせっせと練習しようっと。


 2006年9月19日(火) 思いがけない出会い−たった一日で!   

 

 
ずっと前から探していたピアノについに出会えました!

   ピアノが来たのは実は11日。その日一日で私の生活が大転回を遂げました! 朝、友人の音楽関係の知り合いを通じて信頼できるピアノ屋さんを紹介してもらい、その日の午後にはもう隣りの州のピアノ屋さんまで貯金を握り締めて見に行って、全部で30分くらいで、やっぱりピアノ屋さんお勧めのこれにする!で、決まり。25年経っているのだけれど、タッチがとてもいいのと、音が豊かなこと、メカがしっかりしているのが決め手になりました。いつ持って来てもらえますか?って聞いたら、うん、早い方がいいね、それじゃあ、今日運んじゃおうか、ってことになって、運送屋さんと交渉して話を決めてくれて、「よし、8時半!」 

 家へ帰って大急ぎでタンスをずらして、場所をあけ、掃除してお迎え準備。
夜9時頃、運送屋さんが到着、5階まで階段をエッチラ、オッチラと担いでピアノを運び上げました。さすがプロ、二人で30分もかからないで持ち上げちゃった!

 で、うちで弾いたらもっといい音!というわけで、「いらっしゃい!私のところへ来てくれてありがとう。これからどうぞよろしくね!」とご挨拶。もう翌日からは、まるでずっと前からいたような顔をして居間の隅に立っています。

 残念ながら不誠実なピアノ屋さんも結構いるので(私自身も既に経験)、誰かピアノがよくわかる人についていってもらおうかと思っていたのだけれど、紹介してくれた人が、絶対に信頼できるピアノ屋さんだから一人で行って大丈夫よ、それでも心配だったら、今度の時私が一緒に行ってあげるわよ、とまで言ってくれたので、よし、それなら一人で行って来よう!と決心。こんな素晴らしい出会いの輪が私のところに巡って来たのは、今がチャンスっていうことなんだ!これをつかまなくちゃ、という気がしたのね。きっと来るべくして来たこの巡り合い。本当にありがとう、しか言葉がない。これから私がピアノをどう生かすか、よね。お返しできるかどうかは。

 この日の晩はもちろん大興奮でなかなか寝付けなかったっけ。

これからピアノ用の椅子とピアノの下に敷く絨毯を探さなくちゃね。そしたらピアノの上手な友人を呼んで、ピアノのお披露目会をしようかな。やさしい連弾をするのも楽しいわね。

2006年9月17日(日) ウィーンファン、クラシックファンの方に!続き
  
ウィーンとクラシックのファンの方々にすてきなお知らせ!私が大ファンのアンバサーデ・オーケストラ・ウィーン(ウィーン交響楽団メンバーによるアンサンブル、japanischをクリックすると日本語バージョンに行けます)とヴェセリン・ストイコフさん(バスバリトン)が、この10月に京都で「観月の夕べコンサート」を開きます。会場は10月7日が上賀茂神社、10月9日が京都コンサートホール。

お近くの方、それぞれのサイトを研究の上、ぜひどうぞ!
   上賀茂神社のコンサートへは420組(840名)、京都コンサートホールへは800組(1600名)様に抽選でチケットが当たります。主催者側の「お客様、ご利用ありがとうキャンペーン」なのかしらね? せっかくのチャンスですから、どうぞどんどん応募して、ウィーンの雰囲気を味わいに行ってね。詳しくはサイトの下の方を見てね。演奏の素晴らしさは絶対保証つきです!

*京都のコンサートは8月28日に締め切りになりました。応募ありがとうござい  ました。

東京でのコンサートについて

10月11日(土)には東京の文京シビックホールで、アンバサーデ・オーケストラのコンサートがあります、と8月にお知らせしましたが、残念ながらこのコンサートはある大手美容学校の特別行事の独占コンサートになってしまいましたので、残念ながら一般の方は入れなくなってしまいました。残念!!! ごめんなさい。ぜひ聞いて欲しかったのになあ。

アンバサーデ・オーケストラの日本公演は、2008年初めのコンサートが既に決まっています。そちらの予定がもう少しはっきりしたらお知らせしますね。

では、京都のコンサートに応募された方々、当選を心より祈っています!                

 

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