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更新日誌

2017年 2月20日(日) またまたヴィルヘルミーネの丘へ

  色々と大事なことを済ませたんだから、少し心を休ませてあげようと、またまたヴィルヘルミーネの丘へ。少しだけ散策してから、またウィーンの街を眺め、横にはクリスマス市と新年市の片付けがまだ途中で、材木が積んであるので、あら、ずいぶんゆっくりなのね、など話しながら、カフェへ。今日はどういうわけかすいていました。お腹がすいていなかったので、コーヒーだけを注文。窓からテラスを見ると若い日本人女性が二人並んで、自撮り棒で盛んにセルフィーしてました。自撮り棒を見たのは初めて。ほ〜う、あんなのが出たんだ!と感心。

 ヴィルヘルミーネから眺めるウィーンの街の写真はもう何度もご紹介したので、今日はこの丘にあるブドウ畑をご紹介。ウィーンは首都なのにワインも生産している珍しい街なんです。もちろんその年にできた新酒(新ワイン?)を飲ませるホイリゲもたくさんあります。この丘に登ってくる途中にも、ウィーンの街が見下ろせるホイリゲがあるんですよ。

    
         ヴィルヘルミーネの丘のブドウ畑。冬でぶどうの葉が見えないのが残念!


2017年 2月18日(金) 病院へ

  前回2週間も寝込んでしまった後、7日にハウス・アウガルテンのコンサートに行きましたが、その時は元気だったのに晩になったら、熱が出始め、翌日には38.7℃まで上がってしまいました。余りに早く熱が出たのでびっくりして無熱日数を調べてみたら、何と前の熱が下がってからたったの13日でした!その前は18日、さらにその前は26日でしたから、どんどん短くなっています!そして今度はステロイド剤を飲んで、熱は下がりましたが、いつもならステロイドの服用と一緒に消える口内炎や紅斑が全然消えません。これはおかしい!

 考えてみれば、年が明けてから2月の初めまで、日中の最高気温が
−3℃〜−7℃という寒い日が毎日続きました。昨冬までの数年間は一冬に雪が1度降るかどうかという暖冬だったので、今年の寒さは特に身体にこたえました。そして風邪が大流行しました。私はひどい風邪にはなりませんでしたが、いつも軽い風邪を引いていて、そのためその風邪が引き金になっていつもより早く熱が出てしまったものと思われます。

 やっと17日に血液検査を済ませ、翌日の18日に血液内科の先生の診察に行きました。白血球数が落ちて、せっかく最低の方ながら通常範囲に入ったのに、またそこから落ちてしまいました。先生にも免疫力の低下を指摘され、「こんなに免疫力が落ちていては、抗生物質を出さないわけには行かないよ。1月の長い寒さで身体をやられた人は他にもたくさんいるだろうなあ」と言われて、抗生物質をしばらく続けることになりましたが、せっかくよい方に向かっていたのに、気候の変化でこれほど免疫力が落ちてしまうと知ったのはショックでした。

 すると自然療法を実施している友人から電話があり、「あなたはたくさん薬を飲んでいるから、しょうがで肝臓の解毒をしてみたらいいんじゃないかしら」とアドバイス。そう言えば大分前にホメオパシーで解毒治療をし、よい結果が得られたことがあるのを思い出しました。それにしょうがは漢方薬の7割に使われている効果の高い自然薬です。そこでその友人から、自然療法に使う薬草や自然薬の製造、販売をしている自然農場の電話番号と住所を聞き、連れ合いが往復600kmの道を走って、自然農場まで行き、状況を話し、アドバイスを受けて、湿布に使う液や肝臓の解毒をする自然薬などを買って来てくれました。効果は、少なくとも2〜3ヶ月しなければ現れないでしょうが、まずは本物のしょうがを使った温湿布を週2回、30分ずつ。湿布用の液を使った温湿布を週3回、やはり30分ずつ、試してみることにしました。

 熱は自己免疫疾患として現れるので、免疫システムを正常に戻すのが本来の根本治療ですが、これは非常に難しいと思うので、肝臓、脾臓、また腸の働きを整え、内臓を元気にパワフルにして行くことで間接的に治療に貢献しようと言うわけです。新しい試みがどのくらいの効果を表してくれるか、楽しみです。

 

2017年 2月7日(火) ハウス・アウガルテンのコンサートへ

   
   
歌う章代さん                コンサートを楽しむ観客

  さて今日は千葉章代さんのコンサートへ伺いました。章代さんは10年ほど前から毎年2月、4週間ほどウィーンに滞在、各高齢者施設でコンサートを開いています。今日伺ったのはその一つ、2区のハウス・アウガルテンです。ウィーン少年合唱団の宿舎もそばです。舞台付きの大きな食堂のようなホールで、コンサートが始まりました。ウィーン歌曲や日本の歌を日本語やドイツ語で紹介して行きます。しばらくして観客の心がほぐれてくると、皆さんが有名なウィーンの歌を一緒に口ずさみながら楽しんでいるのが印象的でした。章代さんも歌いながら観客の中に入って行って、見つめあいながら握手したり、お客様たちにリラックスしてもらおうと努めます。

 第2部は、お客様たちの名前を、筆でひらがなを使って書く小さなイベント。「ぶりぎって」とか「へるむーと」というように書いて行きますが、カタカナよりひらがなの方が印象がやわらかくて、見てもきれいだし、とてもエキゾチックな感じがするので、いつも大評判だそうです。確かに自分の名前が今まで見たこともなかった日本語ではこう書かれるんだ、と知るのは不思議な感じですものね。入り口のホールで、名前が書かれた半紙を振りながら、嬉しそうに仲間に見せている人を見かけました。全部で1時間ほどのコンサートでしたが、そのくらいなら高齢の観客でも疲れないし、心がほぐれて楽しい気分転換になってちょうどよいんだ、と思いました。

 ここ3年ほどはブラティスラバ(スロヴァキア、地続きなので近いんです。列車で1時間くらい)との交流も行われるようになり、日本語学科の学生たちと話したり、コンサートを開いたりしているそうです。

2017年 2月5日(日) 久しぶりにヴィルヘルミーネの丘のお城のカフェへ

                
                  
お城のカフェ

 さてウィーンの冬と言えば、毎朝窓を開けると、どんよりと曇って気が重くなるような空、一日中電気をつけないと暮らせない、というお天気が相場ですが、今日は珍しくも真っ青に晴れ渡った素晴らしいお天気!しかも天気予報どおり毎日順調に気温が上がって、気温も11℃と暖かくなりました。雪は昨日でほとんど融けて、後は歩道の端に細く残っている程度です。

 それで「久しぶりにヴィルヘルミーネの丘に行こうよ」となって、ヴィルヘルミーネ城のカフェへ。ちょっと出掛けたのが遅かったので、丘からの眺めはもう写真に撮れなかったため、お城のカフェの様子をご紹介。カフェから眺めるウィーンの街の夜景も素敵なのだけれど、暗過ぎて、こちらは目にインプットするのみとなりました。注文したのはいつものカフェインレスのカフェ・ラテとチーズパイ。ここでおしゃべりすると、周りの雰囲気とあいまって、心がとっても和みます。

2017年 2月2日(木) 書道のレッスン

 今回の熱で長い間休んでいたので、1月9日の書初め以来、今日初めて書道のレッスンに行きました。三週間以上休んでしまったわけです。案の定、自分でもいやになるくらい下手っくそ! 「払い」のうまく行かないことと言ったら、呆れてしまう位。やっぱり細く長くが大事なんですねえ。怠けるとこうなるよ、の見本みたいな今日のレッスンでした。

 天気予報どおり、一昨日くらいからちょっぴりですがプラスの気温になりました。でも、一気に解けるほどの気温ではないので、道はとけかけた雪でベチョベチョ。でも屋根の雪や、枯れ木を覆う雪の眺めはきれいで気持ちがいい。雪景色、もう少し眺めていたいな。


 2017年 1月31日(火) ウィーンはしばらくぶりの寒い冬

 1月も今日で終わりですね。年が明けてから、ほんの1,2日だけ+7〜8℃という暖かい日がありましたが、それ以外今日まで、最高気温が−3℃〜−7℃という、一日中マイナスの寒い日が続いています。ここ数年は暖冬続きで雪もほとんど降らず、マイナスの気温にもならない、というような状態でしたから、今冬の寒さはこたえます。

 天気予報によれば、2月に入れば、少しずつ暖かくなり、+3〜6℃くらいまで上がり、もうマイナスにはならない、ということですが、これで風邪の大流行も少しは収まるのでは、とつい期待してしまいます。私たち自身が寒い冬になれていないため、風邪も引きやすくなるのでしょうね。今日も午後しばらく雪が降っていました。今は−3℃ですが、明日も雪は残っているでしょうか。

 年明けた日本の寒さはどうなのでしょうか。皆さま、どうぞ風邪など引かぬよう、体調には充分気をつけてお元気でお過ごし下さいね。

2017年 1月29日(日) しばらくご無沙汰致しました!

 1月ももうすぐ終わり。しばらくご無沙汰してしまって、ごめんなさい!1月14日(土)の晩に突然熱が出ました。思わぬ早さで熱が下がって来て、おっ、今回は早い、と一瞬喜んだら、即紅斑が肩に出現、体温も即再上昇してしまいました。早速お灸をしたら、すぐ消えたもののすぐまた次の紅斑が現れました。またすぐお灸で退治したもののまた次が現れて、追いかけっこになりましたが、4つ目はなかなかしぶとくて何度お灸をしても消えません。熱も38度台が続き、こんなのは本当に久しぶり。ついに2週間近くかかってどうやら下がり、やっと今日、起き上がりました。運動を全くしないでいると、1年に1%の筋肉が減っていくそうですが、病気、怪我などで寝ていると、2日で1年分減ってしまうんだそうです。2週間だったら、7年分ではありませんか! ホームトレーナーの自転車漕ぎをせっせとやらなくては!

 皆さま、ご心配をおかけしました。最近は熱が出る度に、経過が全く違うので、その後どうなるかの予想が全く立たないのですが、4つ目の紅斑はもう色もなく腫れも引いて、息絶えだえ状態ですから、もうほんの少しで完全に消えると思います。

 それにしてもいつも思うのはお灸の効果の素晴らしさ。お灸と言うとモグサの上にお線香で火をつけ、ものすごい熱さに耐えるなんていう古典的なイメージをお持ちの方もひょっとしているかも知れませんが、今は、モグサと炭の粉を混ぜてプレスし、鉛筆状、あるいは太いものはシガー状になったものを使います。火をつけ、タバコの火のような状態のものを近づけては、熱くなる寸前に離す、というやり方をするので、火の後が皮膚に残るようなことはないし、もちろんやけどをするようなこともありません。温かい感じです。お灸がなぜ効くかというと、お灸をするとその下に白血球がいっせいに集まって来て、さっそく掃討作戦を開始するからなのだそうです。ではこれから体力回復、がんばります。

 

2017年 1月 10日(火) 漢方の先生の診察へ

 今日はお昼近くで−7℃の中、漢方の先生の診察に行って来ました。
脈診、舌診、腹診と進んだ
診察の結果、「おお、体調がますますよくなってる!」とおっしゃって頂けました!

 運動量も少しずつ増やして、1〜2日おきくらいに、4.46.6kmくらい自転車を漕いでいます。といっても、ホームトレーナーですが。時間にして1218分くらいのものですが、これでも私にとっては大いに効果があるようです。あとダンベル運動を少し。

 というわけで、問題はほとんど繰り返し出る熱だけといってもいい位になりました。血液の方は少しずつですが、嬉しいことに、常によい方に向かっています。チアシードが私にはとてもよいようで、最近は血液
検査に行くのが楽しみになって来たほどです。今度はどのくらい増えたかな、と思うからです。

  熱の間隔も一度は20日、またはそれ以下に縮んでしまいましたが、
この前は26日目に出ましたから、また伸びる方向に動き出したよう
です。このまま伸びて行ってくれれば、日本に行っても、少しは旅を
することもできるし、行動範囲がずっと広がるので、何とか伸ばして
行きたいです。

 

2017年 1月 9日(月) 書初め 

 

  日本大使館のカルチャーセンターで、今日、書初めワークショップが開かれたので行って来ました。書初めなんて小学校以来、初めてです。午後の部の参加者10人のうち、日本人は私だけで、ちょっと驚きました。いつもの筆より太くて大きい筆で、いつもより大きな紙に書くわけですから、書きにくいだろうなあ、と思っていたら、かえって大きな筆の方が書きやすくてびっくりしました。用意されたお手本の中から、好きなものを選んだのですが、易しそうなのを、と少しずるして選んだ言葉は「大志」。でも今年を積極的によい年にしていく、という意味ではよかったかも。制限時間は一時間半。最初は新聞紙で練習して、仕上げ用には白い紙を5枚もらいました。「大」の払いが中でも一番まともなのを選んだら、それは「志」の字の下半分が少し左にずれていて、成功とは言えない出来でしたが、楽しい時間でした。

2017年 1月 7日(土) 初雪

                 
                     中庭の雪

  今朝起きたら、外は真っ白!4〜5cmというところでしょうか。この冬初めてのまともな初雪です。一度だけ5mmくらい降ってすぐ消えたことがありましたけど。年明けからずっと日中でもマイナスの日が続いています。でもこんなの本当に久しぶり。ここ数年、暖冬が続いていて、雪も降らず、マイナスにもならずみたいな年が続いていましたから。冬は寒いのがまともなのですから、こういうのもいいな、という気がしています。

2017年 1月 2日(月) 初釜  


 
ドナウ河の樹氷                            仏舎利塔

 
    
今日はお昼近くで−4℃という寒さ。この寒さの中、ドナウ河畔の仏教のお寺さんで開かれた「初釜」に行って来ました。河の両岸の木々は樹氷で真っ白!雲ひとつない素晴らしいお天気だったので、真っ青な空と、樹氷の白と、さらに青空を映すドナウ河の青と、見渡す限り、まさに白とブルーだけの世界で、まるで異世界に迷い込んだよう。その美しさと言ったら!こんなの初めて見ました!

    日本ではお正月を一番盛大に祝いますが、こちらの最大のお祭りはクリスマス。元旦に新年おめでとう!を言うだけで、2日にはいつも通りに仕事が始まります。初釜は、それでは物足りない、何かお正月らしい気持ちになる行事を、という和尚様の発案で計画されたのだそうです。寒かったせいもあり、参加者は五人だけ。和尚様とお茶の先生とお手伝いのお弟子さんが二人、この四人の方たちが、おせち料理とお雑煮を作って下さったという、もったいないようなおもてなしを頂きました。

 
心尽くしのおせち料理               お濃茶を点てる先生

   最初に軽いおせち料理とお雑煮(和尚様がこんぶからだしを取って下さったそう)を頂き、しばらく休んだ後、まずお弟子さんの一人が手作りして下さった生菓子と先生のお濃茶。休憩を挟んで、次はお干菓子とお弟子さん二人のお薄茶、と、色々先生の説明を交えながら進んで行ったので、お茶の礼儀作法も知らない私たちでしたが、気軽に楽しむことができました。お料理もとてもおいしく心から味わわせて頂きました。午後には樹氷はお日様にすっかり溶けてしまいましたが、初釜も樹氷も素晴らしい体験で、すっかり新春のキリリとした気持ちになれました。和尚様、お茶の先生とお弟子さんの
お二人、本当にご馳走様でございました。ありがとうございました。

  
    
日本山妙法寺の入り口

  さて、このお寺さんですが、日本山妙法寺といって、1917年、藤井日達によって創設された日蓮系の宗教団体で、世界各地で平和運動を展開していることで知られています。現在、世界中に80ほどの仏舎利塔があるそうです。ウィーンの仏舎利塔は1983年に開かれ、仏舎利塔に並んで、日本山妙法寺の建物があります。ウィーンでは、毎朝午前5時から6時までと、午後5時から6時までの2回、瞑想の時間があり、誰でも参加できるそうです。また毎年8月9日の「長崎の日」に記念行事が行われ、ドナウ河に慰霊の灯篭流しを行っています(→2016年8月9日の更新日誌にこの行事の記事があります)。私は昨年の「長崎の日」の行事に参加した時に、このお寺を知りました。和尚様はとても気さくな方で、いつも「またきっと来て下さいね!」と言って送り出して下さいます。

 

2017年 1月 1日(日) 新年 

  新年明けましておめでとうございます

                             2017年元旦  

  皆さま、よいお正月を迎えられましたか? 我が家の2016年は、歌合戦ではありませんが、観客4000人という大歌番組で幕を閉じ、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートで幕を開けました。日本でもこのニューイヤー・コンサートをご覧になった方は多いかと思います。

  今年の指揮者はグスターボ・ドゥダメル。今までのニューイヤー・コンサートの指揮者の中で一番若く、35歳。ベネズエラ出身です。目の表情がとても豊かで、その上オーラが溢れていて親近感が持てました。ウィーン音楽が振れる指揮者がまた一人現れたのが嬉しいです!観客は長いスタンディング・オベーションで、ドゥダメルを大いなる喜びをもって迎え入れたことを示しました。これからの活躍を期待しましょう。

 

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